2023年08月03日
2023年08月04日

【店舗向けに分かりやすく解説】楽天でLINEを連携し運用するためのロードマップ

【店舗向けに分かりやすく解説】楽天でLINEを連携し運用するためのロードマップ

LINE運用を行なっている弊社が楽天LINE(R-SNS)を分かりやすく説明していきます。

LINEは、国内で最も利用されているSNSであり、今や誰もが日常的に使っていると言えるアプリです。

仕事の連絡、友人とのやり取りなど、メールよりもお手軽に使えるので便利です。

 

そんなLINEですが、楽天市場でもお得に利用できることをご存知でしょうか。

 

今回は

  • (R-SNS)楽天ページにLINEを連携する方法
  • 楽天LINEのメリット
  • 友だち数が増えたときのデメリット対策

楽天市場におけるLINE利用に関するお得な情報(ノウハウ)を紹介していきます。

1.店舗運営する(R-SNS)LINEの注意点

楽天で店舗運営をされている方はご存じの通り、楽天は市場以外のサイト等に誘導するURLは記載できません。

ただし、R-SNSに加入しておくことで、この部分が緩和されるというわけです。

 

今回はLINEにフィーチャーして解説しますが、店舗ページを運営する場合、楽天市場でSNS運用するメリットはたくさんあります。

(R-SNSに加入せずとも、SNSの運用は可能です。しかし同梱チラシにLINEQRを入れたり、効果測定ができかねます)

(R-SNS)LINE公式アカウントの費用とは

企業や店舗としてLINEを利用する場合、メルマガ以外の見込み客の囲い込み行うことが可能です。

ただし、このアカウントは楽天市場専用であることをお忘れなく。
(解約するとアカウントが削除されます)

楽天の広告としてもLINEインポートなど一気に見込み客(友達)を集める方法もあります。

 

ただしR-SNSは、

  • 楽天の審査が必要であること
  • 月額3,000円(税別)の年間契約であること

など諸条件がありますのでご注意ください。

 

ちなみに既存LINE公式アカウントを、おってR-SNSに登録した場合、楽天市場以外へのリンクURLを調整する指示があります。

(しかも1~2カ月くらい時間がかかります、新規は2週間ないくらいで開始できるのに・・・。)

料金:LINEの月額プラン

R-SNSの月額3000円に加え、LINEの配信料金が必要です。

R-SNSのLINEを設定していこう

さて、R-SNSの設定に入っていきますが、店舗はまず、LINE公式アカウントを利用することになります。

LINE公式アカウントを開設

無料で楽天が代行作成してくれます。RMSに入力フォームがあるので、とても便利です。

R-SNS利用申込フォームに入り、
「利用申込・各種オプション申込」>「申請希望SNS」>「LINE公式アカウント」
にチェックを入れると進むことができます。

LINE公式アカウントは、法人向けのサービスではないため、個人でもアカウントを開設することができます。

 

ちなみにご自身で設定する場合はこちらです。

LINEは気軽に登録してもらえるというメリット

LINEは、企業などのサービスに会員登録するときに必要となる、氏名、住所、電話番号といった個人情報の提供が不要なため、気軽に登録してもらえるというメリットがあります。

登録作業についても複雑な操作は必要ないため、登録までのハードルが低いといえます。

入力を終えると審査となりますので、一旦待ちとなり完了です。

LINEのメリット

LINEによるメッセージ配信に似たサービスにメルマガがありますが、メルマガと比較してLINEメッセージは開封しやすい傾向にあります。

メールはひとつひとつを確認するのも億劫なので、お得な情報でも他のメッセージに埋もれてしまいがちです。

LINEは、配信者が明確でチェックも簡単なため、メッセージを確認してもらいやすいです。

 

また、メッセージ機能には友達全員にまとめて配信できる一斉配信や、LINE付属の外部ツールを使って、購入履歴などの条件で対象ユーザーを絞り込んで配信するセグメント配信、一部の配信を自動化できるステップ配信、自動応答メッセージのほか、リッチメッセージなど、必要に応じて配信機能を使い分けることが可能です。

さらにはクーポンの配信も可能で、クーポンコードでの発行もできるため、実店舗のほかにネットショップでも活用できます。

その他のR-SNS

R-SNSは、楽天市場の店舗運営時に利用できる有料サービスです。

LINE公式アカウントやFacebook、Instagram、楽天ROOMと連携して活用することができます。

 

今の時代、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、個人同士の繋がりだけでなく、個人と企業・店舗との繋がりを促進するツールとして利用されています。

2022年のSNS(line)国内利用者数は9000万人を超えているとされており、その影響力の大きさを窺い知ることができます。

R-SNSでは、楽天市場内の店舗ページを通じて、各SNSで新規ファンを獲得することができます。

店舗運営者の情報発信ツールとして活用すべき対象です。

R-SNSのメリット

SNSをビジネス活用する場合に必要となるのがアカウントのフォロワーです。

R-SNSでは、店舗ページ内にバナーを設置してフォロワー獲得を促進することができます。

また、SNSの投稿をこまめに行って情報発信すれば、フォロワー獲得や売上アップにも繋がります。

商品の紹介のほかに、キャンペーンやイベントの案内、クーポン発行など、ユーザーにとってお得に思ってもらえる情報発信に努めることが大切です。

R-SNSの注意点

R-SNSは有料のサービスです。

利用する場合には、メリットに見合っているか、検討した上での利用を推奨します。

2.LINE公式アカウントのメリット

利用者として楽天市場の公式LINEを友だち登録しておくメリットを紹介します。

これに基づいて販促を考えると、自然とやることが絞られてきます。

 

複数の相手に一斉送信ができるなどの機能

基本的に、LINEアプリは個人間のやり取りをする場合に利用しています。

LINE公式アカウントは、複数の相手に一斉送信ができるなどの機能があり、企業や店舗向けに提供されている便利なサービスです。

LINE公式アカウントを利用すれば、対多数に使えるメッセージ配信や、1対1で利用できるLINEチャットなど、企業がユーザーとのコミュニケーションを行うことが容易になります。

 

ただし、上記を前提とした時に、企業の場合、複数のユーザーに対して情報やメッセージを送信したいため、通常のLINEは適していません。

ユーザーは「LINEは個人のやり取り」が基本認識です。

全配信ばかりしていたらブロックされる未来しかありません。

LINEはコミュニケーションを重視したパーソナルなやり取りが望ましいです。

3.楽天市場の公式LINE販促方法

少し視点を変えて販促目線でお話しますね。

楽天市場には、実に多くのSNS公式アカウントが存在しています。

もしかすると読者のライバル店舗も積極的に使っているかもしれませんね。

 

また、LINE公式アカウントの「楽天市場の公式LINE」もそのひとつです。

これら公式LINEを友だち登録しておくと、ユーザーは色々なメリットがあります。

楽天を運営されている方は、基本上記のアカウントからユーザーに配信があっていると思ってください。

LINE公式アカウントからは以下の配信が散見されます。

割引クーポンの配布

楽天市場で利用できる割引クーポンの配布は大きなメリットです。

公式LINEを友だち登録している人にしか配布しないスペシャルクーポンも存在します。

割引額も100円程度の少額ではなく、500円や1000円のものが配布されているのも散見されます

クーポンは、お買い物マラソンやスーパーセール、超ポイントバック祭といったセール期間中に発行されることが多いです。

 

ただし、先着クーポンであるため、利用可能になってからしばらく使わないでおくと、利用回数上限に達したとされて利用不可になってしまうため、この点には注意する必要があります。

※このあたりはRMSで設定するメルマガクーポンと同じ。

セール開催の通知

楽天市場でお得に買い物をしたいなら、大型セール中であることは周知の事実です。

お買い物マラソンやスーパーセールなどの大型セールは、数日前に開催が告知されるため、気付かずお得なタイミングを逃してしまうこともあります。

公式LINEを友だち登録しておけば、これらのセール開催情報がリアルタイム通知されるため、開催に気付かないという事態を免れます。

リアル店舗などのお得情報の受け取り

不定期で、各種ショップのお得情報も配信されています。

中にはコンビニやファストフード店で利用できるクーポンや、ポイント優待・ミニイベント情報などを受け取ることができます。

このためリアル店舗を運営されている企業様は通販以外での活用も積極的に使うべきです。

その他

このあたりもリアル店舗向けですが、
公式LINEを友だち登録すれば、公式LINEの「抽選機能」により、毎日ポイントが当たるチャンスを設けることもできます。

公式LINE専用、独自のポイント(ショップカード)も設定が可能です。

その他、LINE限定ガチャやジャンケンにチャレンジできるほか、LINEスタンプを無料で使えるようになります。

LINEショッピングを利用する

楽天市場は、ポイントサイト経由で買い物を行えば、それぞれにポイントがたまること

楽天市場は、ポイントサイト経由で買い物を行えば、それぞれにポイントがたまることで有名です。

LINEショッピングから楽天市場を利用すれば、楽天ポイントとLINEポイントを貰うことができます。

LINEショッピングの楽天サービス一覧

楽天市場 / 楽天カード / 楽天ファッション / 楽天ブックス / 楽天ふるさと納税 / 楽天24 / NetBabyWorld

これは、公式LINEを友だち登録していなくても利用できます。

また、LINEショッピング経由で楽天カードを発行した場合にもポイントの二重取りが可能であるため、ユーザーの反応は高いと言われています。

4.楽天市場を友だち登録するデメリット

基本的に、友だち登録をしてデメリットがあるかと言えば、
ありません。

通知を多いと感じる方は、設定によってOFFにできます。

 

しかし、気になる方にとってはデメリットとなり得ます。

通知の頻度や配信内容が気に入らなければ、いつでも友だち登録の解除ができるため、友だち登録するデメリットはないと考えていいでしょう。

5.楽天市場を友だち登録する方法

ユーザーが楽天市場の公式LINEを友だち追加する場合、主に2通りの手順があります。

楽天市場のページから登録

Web上の楽天市場のページから登録する場合は下記の手順で行います。

  • (A-1)楽天グループサービス内のソーシャルサービス「楽天公式SNSアカウント一覧」より、楽天市場の公式LINEを選択。
    ※この時、パソコンなど他の端末でWebページを開いた場合は、LINEアプリ上の友だち追加タブより、QRコードを選択してカメラを起動後、ページ上のQRコードを読み込みます。
  • (A-2)表示されたLINEアプリ上で友だち追加

LINEアプリから登録する場合、以下の手順となります。

  • (B-1)ホームの検索バーより「楽天市場」を検索。
  • (B-2)検索結果から楽天市場を選んで友だち追加。

6.まとめ

楽天市場を利用する際、買い物をするにしても店舗運営をするにしても、LINE利用には様々なメリットがあります。

楽天市場の店舗の公式LINEは、実に多くのユーザーが登録しています。

上位店舗では10万人規模の友達数です。

ユーザーとしては、多くの配信を受信している状況ですので、独自性のない店舗はすぐにブロックの対象になります。

 

LINEはコミュニケーションツールです。

ユーザーもそう思ってこのアプリを使っています。

 

Rメルマガと同様に使っていても成果は伸びにくいことが多いです。

せっかく到達率・開封率が優れているからこそ、独自の配信を行う必要があります。

楽天市場をお得に利用するために店舗運営時にはR-SNSの利用を検討してみてはいかがでしょうか。