2023年08月04日
2023年08月05日

【プロが解説】楽天でのLINE運用でやってはいけない事をまとめました

【プロが解説】楽天でのLINE運用でやってはいけない事をまとめました

楽天で LINE友達をインポートしても配信コストばかりアップしてませんか?

LINEは効率化しないと諸刃の剣です。

トップを走る店舗でも、配信料金が200万円など、かなりキツイ状況となっており、LINEを使っても作業ばかり増えて費用対効果が合わない方、非常に多く散見されます。

今回は、このあたりの原因と解決策に迫る記事です。

 

店舗の LINE運営のサポートも行っております当社が解説いたします。

1.LINEと楽天を組み合わせた運用方法について

楽天の良いところは大型セールが開催されるところです。

ここに LINEの強みを活かすわけですが、
例えば、楽天のLINE公式アカウントを作成し、LINE上で商品情報やクーポンを配信することで、他店舗に埋もれず、ユーザーに直接情報を届けることができます。

さらに、LINEのリッチメニューやリッチメッセージを活用することで、ユーザーへの訴求と対話・関係構築を深めることができます
(このあたりは当たり前ですね)

LINEと楽天を組み合わせることで、効果的なマーケティングや顧客対応を行うことが可能です。

 

ただ、やってはいけないことがあります

それは次の3つです。

  • 全配信
  • セール時だけ配信
  • テキストだけの配信

やってはいけないこと

これをしていると、即ブロックされます。
(通常はアクティブ50%、酷いところは10%まで落ちる)

そして、リッチメニューからしか買わない傾向が発生します。

 

ちなみに、
LINEは不特定多数に向けた情報発信には向いていません。

衝撃かと思いますが、事実です。

 

プロの立場からの経験談として、例えば、食品店舗にてユーザーが購入したものがおやつだったとします。

ここに生鮮のセールを案内しても響かないのは容易に想像できますよね?

当然、商品ページへの遷移率やCVRも悪いわけです。

 

また、Rメールはリッチなのに、 LINEはなぜかテキストであったり、Rメールの使いまわしであったとした場合、
「別にメール見ておけばいいじゃん」
となります。

 

そう、 LINE を見てくれなくなってます。酷いところは開封率1%以下です。
(これは他のSNSでも同じ現象が起こる)

 

実は、多くの店舗が、リソースの問題などを抱え、対応が簡易的になっており、見る価値のないLINE配信となっているのです。

運用をするならば、必ずアプリに意味を持たせなければなりません。

2.LINEを活用した楽天のマーケティングや顧客対応について

成功している店舗は LINEを活用した楽天のマーケティングや顧客対応に注力しています。

そして、効果的なコミュニケーションを築くための重要な手段となっています。

LINEを通じて、ユーザーに対して最新のニュースやキャンペーン情報を提供することで、顧客の関心を引きつけることができます。

 

上記は通常のやり方で、成功している店舗がその他多くと違うのは次の2つです。

  • パーソナルな情報配信
  • 必要な情報の発信

私自身も、過去に楽天のLINE公式アカウントの運用に携わった経験があります。

その時実施したのは、お客様の購買データや行動履歴などのデータを分析し、ターゲットに合わせた個別の情報配信を行ったことです。

LINE の脅威の到達率はご存知の通りですが、これが最大化すると、とんでもない効果を発揮します。

また、 LINE 上での問い合わせやお客様対応も迅速に行い、利便性の高いサービスを提供することでLINEを見る価値を提供できるというわけです。

特に、重要な配信は LINE を活用します。

3.R-SNSとは

R-SNSは、SNSを楽天市場の店舗運営に活用できる有料サービスです。

近日は楽天広告の費用緩和などを目的に、外部流入を増やす店舗、増えてます。

楽天市場の店舗ページを通じて、各SNSの友だち・ファンの獲得、投稿機能やチャット機能による情報発信やコミュニケーションなど、店舗運営のサポートとなるツールです。

R-SNSで利用できるSNS

・Facebook

・Instagram

・LINE公式アカウント

・ROOM

R-SNSの利用料金

R-SNS加入に対して、初期費用はかかりません。

利用SNSに関わらず月額利用料3,000円(税抜)で利用することができます

サービスの利用開始日から課金が始まり、サービス利用開始日に関わらず契約期間は365日となっています。

また、LINE公式アカウントについては、別途の有料プランもあります。

R-SNSサービス利用開始までの流れ

楽天の店舗運営システム「RMS」のトップページより、以下の手順でR-SNSサービスの申込ができます。

RMS>コミュニティ>【1】コミュニティ>【2】R-SNS>R-SNS利用申込

 

また、アカウント発行までにかかる期間は

  • Instagram・Facebookなら5営業日
  • LINEは審査が行われるため14営業日

が目安となります

4.R-SNSを利用するメリット

R-SNSの利用方法は分かりましたね。

それでは実際にR-SNSを活用する場合、どのようなメリットがあるでしょうか。

SNSを活用できるようになる

まず、楽天内ではガイドライン上、R-SNS経由以外で、利用中のSNSや他のウェブサイトへのリンク、導線は制限されています。

R-SNSを利用すれば、自店舗のSNSアカウントリンクの設置や、メルマガ内のSNSリンクの設置などが制限なく利用できます。

メルマガを受信していないユーザーや、楽天市場への訪問頻度が低いユーザーに対して、SNSを通じて訴求することができるようになります

利用者の多いSNSを活用できる

R-SNSは、Facebook、Instagram、LINE公式アカウントといった利用者が多く人気の高い主要なSNSを利用できます。

加えて楽天ROOMは、日頃から楽天を利用するユーザーが多く登録しています。

各SNSの特徴やユーザー層を加味してSNSの投稿・情報発信を行えば、宣伝の効果を高めることができ、大きな成果へとつなげることができます。

店舗の認知度が高まる

SNSは、商品ページのレビュー代わりに、ユーザー自らが体験を共有する場としても利用されます。

ユーザーが情報を発信すれば、自然と店舗の認知度は高まっていきます。

ユーザーが情報を発信すれば、自然と店舗の認知度は高まっていきます。

店舗のブランディングができる

実際に商品を購入してもらうためには、店舗のブランディングも重要です。

SNSは、楽天の店舗ページだけでは伝えきれない細かな情報や、お得な情報をリアルタイムで発信することができるので、店舗イメージの向上や信頼感の獲得なども期待できます。

5.R-SNSの活用

ここまではR-SNSを利用するメリットを確認しました。

次は実際に活用する場合、どのようなことを意識すればいいのか説明します。

SNSの特徴を利用する

例えば、多くの人に見てもらうチャンスを得たい場合、ユーザー数の多いSNSを利用することが考えられます。

LINEは多くの利用者がいるので、ユーザー数で選ぶ場合おすすめのSNSです。

また、Instagramのユーザー数も増加傾向にあるので候補となります。

Instagramの場合、画像メインのコンテンツとなるので、実際の商品や使用中の様子などを投稿すれば商品の魅力をアピールしやすくなります。

多くの人に見てもらう

SNSを運用する上で重要となるのは、如何に店舗ページを多くのユーザーに見てもらうかという点です。

ユーザーの興味を惹き、多くの人に認知してもらうためには、広告や宣伝としての投稿だけでなく、利用者にとって有益な情報やコンテンツを盛り込んでおく必要があります。

ユーザーの興味・関心を惹きつけ、商品ページ、店舗ページへの誘導を意識すれば、より多くの人に見てもらうことができるでしょう。

コンテンツの継続

また、多くの人に見てもらうためには、継続して情報発信を行う必要があります。

継続的なコンテンツの配信がなければ、フォロワーの獲得には至りにくいです。

投稿数が多くなれば、初めて訪れたユーザーが得られる情報も多くなり、ファンになって貰える可能性も高まります。

また、情報が拡散されやすくなるため、継続的な情報発信やコンテンツ配信は重要となります。

ただし、無計画に大量の投稿を行っても、必要な情報の選別が行いにくくなってしまったり、またユーザーにとって鬱陶しく感じてしまったりと、マイナスなイメージを抱かれてしまう可能性も考慮して計画的な更新を心がけます。

多くの人に見てもらうためには、継続して情報発信を行う必要があります。

6.各SNSの活用例

それぞれのSNSで、どのような活用方法が考えられるでしょうか。

LINE公式アカウント

国内で最も利用されているSNSといえばLINEです。

メールよりもお手軽に利用できるメッセージアプリであるため、メールマガジンでは開封しないメッセージであっても、LINEでは開封されやすいという特徴があります。

しかし、LINEは不特定多数に向けた情報発信に向いていません。

 

LINEを有効に活用するために、最初に必要となるのが「フォロワー獲得(友だち登録)」です。

店舗ページ内にバナーを設置する、購入品にLINEのQRコードを同梱する、LINE以外のSNSでアプローチする、インポート広告を使う、などの方法で友だち登録を訴求する必要があります。

訴求に際してLINEを登録することで得られるメリットの提示も重要となるため、欠かさず案内しましょう。

友だち登録者が増えれば、セールについての告知、友だち限定クーポンの配布、イベントの案内など、様々な施策へ活用することが可能となります。

Instagram

画像や動画がメインコンテンツであり、ビジュアル重視のInstagramは、有形商材との相性が高いです。

ユーザーは女性が多く、テキストよりも画像や動画の投稿がメインとなります。

ユーザーの購買意欲を掻き立てるような商品紹介を行うことができれば効果的です。

ハッシュタグを使って新規ユーザーへの情報発信もできるため、人気の高いタグを多めにいれるなどの工夫も重要となります。

 

また、フォロワーとのコミュニケーションも図りやすいので、ファン育成にも最適なツールです。

視覚的な情報発信を行いやすいBtoCの業種では集客に繋げやすいですが、無形財ビジネスであるサービス業やBtoBの業種では集客しにくい傾向も、まれにあるので注意が必要です。

Facebook

Facebookの本来の目的は「人々を繋げる」ことです。

そのため、企業やブランド、メディアなどの投稿を表示しにくくするというアルゴリズムの変更が行われ、2018年頃から宣伝効果を実感しにくくなりました。

これによりFacebookによる集客効果は落ちていると言われていますが、活用方法次第で宣伝や集客につなげられる機能をもったツールであることに変わりはありません。

Facebook広告の利用もそのひとつでしょう。

 

その他にも、個人ページと宣伝用ページを分ける、写真や動画で視覚的な情報発信を行う、利用者の多い時間帯に投稿する、ユーザーとの交流を行うなど、利用の際に工夫して投稿することで顧客へのアプローチや新規顧客の獲得を目指すことができます。

また、Facebook上である程度の繋がりを持っていれば、イベント機能を活用してイベントへの招待を行うこともできます。

Facebookに限らずSNSでは、レビューなどのUGC(ユーザー作成コンテンツ)を書いてもらうことも、宣伝や集客においては重要なので、記事を書いてもらえる仕組みづくりや工夫も重要となるでしょう。

7.まとめ

現代において、LINEやFacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、情報発信に欠かすことのできないツールとなりました。

楽天市場では、店舗運営者向けの有料サービスとして、R-SNSが提供されています。

利用者に便利なサービスと情報を提供しており、楽天市場や楽天トラベルなどのecサイトを運営など幅広く活用することができます。

 

楽天のサービス良いところは、さまざまな商品やクーポンを利用することができ、それらが常に進化しているところです。

また、LINE公式アカウントを通じての問い合わせや配信、店舗の情報やメニューなども確認できます。
楽天のECサイトでは、会員登録をすることでさらに便利な機能を利用することができます

例えば、友だちを招待するとリッチな特典がもらえたり、マーケティング支援ツールや無料のサービスを紹介してくれたりします。

 

当社では、楽天市場のショップを運営する事例も多くあり、多くのお客様が楽天を利用しています。
お客様の悩みに対応するために、様々なSNSサービスを展開しています。

例えば、TikTok、画像やデータを活用したマーケティング、店舗運営のサポートなどがあります。

2023年では、さらに新しいツールや機能追加・サービスを展開する予定です。

また、当社は、お客様の利便性を向上させるために、楽天との連携ツールや売上向上の方法も提供しています。

こうして楽天市場のECサイトの運用を行うことで、売上を伸ばすことができます。

 

その他、マーケティングや広告のプランも提供しており、経産省のIT導入補助金を活用することも可能ですので、企業の規模や個人事業主様のニーズに合わせてさまざまなサービスを提供しています。

運用や広告を効果的に活用することができる体制が整っております。

最後に、最新のニュースや記事も提供していますので、ぜひご覧ください。