最近はECサイトを立ち上げて販売を展開する企業やECの立ち上げを検討している企業が増えてきています。
ECサイトの構築方法はさまざまですが、スムーズなサイトの立ち上げを希望している方には「Shopify」がおすすめです。
そこで今回の記事ではShopifyのメリットやデメリットについて詳しく解説します。
Shopifyを利用している企業の例や、Shopifyを利用する際の基本的な流れについてもご紹介していきましょう。
ECサイトを運営したいもののなにからすればよいのかわからないという方や、Shopifyの特徴を詳しく知りたいという方はぜひとも参考にしてください。
1.Shopifyの魅力
ShopifyはShopify社が運営するeコマース用のプラットフォームです。
2017年には日本向けにローカライズされています。
ここではShopifyの魅力についてみていきましょう。
2.Shopifyの特徴
Shopifyの特徴はサブスクリプション型のサービスを提供していることです。
ECサイトのサポートソフトは以前にも販売されていましたが、Shopifyでは月ごとに使用料を支払うシステムになっています。
Shopifyを使用するための費用(サーバー・ドメイン代金)が使用料に含まれています。
ECサイトでの長期的な販売戦略を立てている企業にとっては便利なサービスといえるでしょう。
Shopifyではさまざまなテンプレートを用意しており、サイトのイメージに合わせたデザインの設定が可能です。
ストアイメージを確立しやすいのでアクセス数増加による顧客拡大も狙えるでしょう。
3.Amazonや楽天市場との違い
国内での大手ショッピングサイトとしてAmazonや楽天市場があります。
Shopifyとの大きな違いは販売方式です。
Amazonや楽天市場ではひとつのECプラットフォームのなかでさまざまなショップが存在しますが、Shopifyでは独自のドメインを取得して販売します。
Amazonや楽天市場において店舗の独自性を出すのは難しいものの、Shopifyなら独自性を出しやすいでしょう。
Shopifyは自社ブランドをもっている企業やほかの店舗にはないオリジナル性を前面に出したい方におすすめのプラットフォームです。
4.Shopifyの日本での現状
Shopifyは2020年8月時点で、世界の175か国で利用されている人気のプラットフォームです。
しかし日本では2017年に公式での日本語のサポートを開始したこともあり、認知度は低いのが現状となっています。
世界では多くの店舗で使用されているので今後は日本でも普及される可能性は高いでしょう。
5.Shopifyのメリット
Shopifyには操作性や使用料金に関するさまざまなメリットがあります。
ここではShopifyの10のメリットについて詳しく解説していきます。
Shopifyの利用を検討している方はメリットをチェックしておきましょう。
スムーズにECサイトを構築できる
自社のECサイトを構築する際には商品の陳列や決済画面の構築などをしなければなりません。
いちから構築する場合には多くの手間や時間がかかってしまうでしょう。
Shopifyではサイトを構築するのに便利なテンプレートを用意しています。
パズルのようにテンプレートを組み合わせるだけで魅力的なサイトを立ち上げられるのです。
利用までの流れもスムーズなので1日~2日あればECサイトを開設できます。
できるだけ早くショップを立ち上げたい方におすすめです。
充実した基本性能
ECサイトの立ち上げを考えている方のなかには、海外への販売を考えている方もいるではないでしょうか。
Shopifyは外国語や他通貨にも対応しており、アジアやヨーロッパなどの外国の顧客の獲得も可能です。
決済方法についてもクレジットカードに加えてPayPalによる決済も選択できます。
ECサイトのグローバルな展開をお考えの方におすすめです。
充実したアプリ
Shopifyのオリジナルの機能も充実していますが、アプリを使用すればさまざまな拡張機能を追加できます。
2020年の時点で2,000種類以上のアプリがあり、外部ツールとの連携・配送手配・検索システムの構築などのカテゴリが用意されています。
有料アプリと無料アプリがあり、複数のアプリを組み合わせることでショップの魅力が伝わりやすいサイトを構築できるでしょう。
安心のセキュリティシステム
ECサイトを構築する際に注意すべきこととしてセキュリティの強化があります。
ネットショップではクレジットカードを使用する機会が多く、ECサイトを作る際にもクレジットカード番号の漏えいを防ぐための対策を取らなければなりません。
ShopifyではPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)と呼ばれるセキュリティを導入しています。
PCI DSS とはJCBやAmerican Express、DiscoverやMastercardまたVISAの国際ペイメントブランドが共同で策定した、グロバールセキュリティのことです。
クレジットカードに関する高いセキュリティシステムを導入しているので、トラブルを回避したり顧客に安心感を与えたりできるでしょう。
またShopifyでは2段階の認証制度にも対応しています。
不正なログインによるトラブルを未然に防げるので安心してショッピングを楽しめるでしょう。
顧客拡大に特化した機能
ECサイトで売上のアップを図るにはショップに関するデータ収集が重要です。
ShopifyではGoogleアナリティクスの設定が可能になっており、訪問する顧客の分析ができます。
顧客の流入元や流入した際のキーワード、顧客の属性・閲覧ページなどがわかるので、比較的に容易に販売戦略を立てられるでしょう。
またShopifyでは2020年4月より、楽天との販売チャンネルの連携をはじめました。
楽天市場への商品登録や在庫管理をShopifyでの画面から行えるようになっており、ほかのECサイトからアピールできるようになっています。
顧客拡大を狙うにはShopifyがおすすめといえるでしょう。
高速のWebシステム
ECサイトで安定した売上を保つにはショップ内の速度の改善が重要です。
サイト内での表示画面や移動の動きが鈍いと閲覧していた顧客がサイトから離れてしまう恐れがあります。
Shopifyでは定期的にインフラのアップグレードをしておりECサイトの高速化に成功しています。
高速のWebを使用するための追加の料金を設定しているECプラットフォームもありますが、Shopifyでは毎月の使用量に含まれているのでお得です。
充実した支払いシステム
魅力的なECサイトを作りには決済画面にも気を配らなければなりません。
スムーズな決済が可能であれば安定した顧客を獲得できるでしょう。
Shopifyでは「Shopify payment」というサービスを導入しており、クレジットカードに加えて「Apple Pay」や「Google Pay」などの支払いにも対応しています。
決済画面の確認についても以前は決済画面と支払いの確認の画面が別に設けられていましたが、現在ではShopifyのアカウントで決済サービスを管理できるようになっているのです。
低コストでの構築
Shopifyを利用するには毎月の使用料金を払わなければなりませんが、最低価格が29米ドルと低く抑えられています。
90日間の無料期間も設定されているのでECサイトの立ち上げに不安がある方も様子をみながら利用できるでしょう。
在庫管理も充実している
ECサイトを運営するには在庫管理も重要です。
スムーズに配送するためには在庫の状況をきちんと把握しなければなりません。
Shopifyでは日本郵便・佐川急便・ヤマト運輸と連携しており、配送に関するサポートが充実しています。
アジアやヨーロッパの顧客獲得などのグローバルな展開を考えている方についても、FedExやUPS、DHLなどの配送業者と連携しているので安心です。
Shopifyでは売上や在庫などをスマートフォンで管理できるようになっています。
モバイルでの操作をサポートするアプリも用意されているので、気軽にECサイトを運営できるでしょう。
APIによるシステム連携
APIとは「Application Programming Interface」の略のことで、ソフトウェアやプログラムをつなぐインターフェースのことを指しています。
APIを充実されると売上のアップや顧客の拡大を期待できるでしょう。
Shopifyでは「Selling Plan API」や「Customer Payment Method API」などの、APIを導入しています。
「Selling Plan API」ではShopifyのデフォルトでもある「今すぐ購入」以外のさまざまな購入方法をサポートし、決済の手段を保存ができるのです。
ShopifyではAPIによる連携が容易に行えるので安定した売上を期待できるでしょう。
6.Shopifyのデメリット
Shopifyにはさまざまなメリットがありますが一方でデメリットも存在します。
Shopifyの利用を検討している方はデメリットも把握しておくとよいでしょう。
ここではShopifyの具体的なデメリットを6つ紹介します。
英語での理解が必要なときがある
Shopifyは日本語にも対応していますが一部は対応していません。
また日本語で対応しているもののローカライズしただけの場合もあり、不自然な日本語で表記しているケースもあります。
加えて最新情報については英語のみで発表している場合が多く、日本語での情報の入手が難しい場合もあるでしょう。
Shopifyをカスタマイズする際に英語での理解が求められることもあるので注意が必要です。
ただし最近ではGoogle翻訳などのオンライン翻訳の機能が向上しており、翻訳機能を使うことでトラブルに対処できる場合もあります。
日本語のアプリが少ない
Shopifyではさまざまなアプリが提供されていますが、アプリを開発するサードパーティーの多くは海外に存在しており、英語のみの表記になっているケースがあります。
アプリの使用は可能ですが使う際に英語の理解が必要な場合もあるでしょう。
ただし最近では日本語にも対応したアプリが増えており、今後はさまざまな人気のアプリを日本で使用できる可能性があります。
サポートが弱い
Shopifyを利用している際にトラブルが発生することもあるでしょう。
しかし2021年7月の時点ではShopifyは日本語による電話でのサポートはありません。
緊急事態が発生したときの迅速な対応の処理は難しいでしょう。
ただしメールについては24時間対応のサポートがあります。
自力での解決が難しいトラブルが発生したときはメールを利用しましょう。
なおサポートは今後も強化される見通しです。
チェックアウトページのカスタマイズが難しい
チェッククアウトページとはカートの次のページから注文完了までのページのことです。
ECサイトで商品を購入する際にはかならずチェックアウトページを通過します。
おしゃれなチェックアウトページを作りたいという方もいるかもしれませんが、標準機能ではカスタマイズができません。
カスタマイズを希望する方は「Shopify plus」の契約が必要です。
HTMLやCSSの知識が必要な場合もある
Shopifyの魅力のひとつは、プログラミング言語の知識がなくてもカスタマイズの自由度が高いことです。
テンプレートやアプリを使えばおしゃれで機能性の高いECサイトを作れます。
ただし高度な機能や複雑なデザインを導入したい場合には、HTMLやCSSなどの専門的な知識が必要になるでしょう。
SaaSのシステムに慣れる必要がある
今までのeコマース用のプラットフォームでは、顧客に販売するという形態でした。
しかしShopifyではSaaS(Software as a Service)という方法を用いており、インストールをせずにWebブラウザーを通してサービスを利用できます。
SaaSにはスピーディな導入が可能でコストを抑えられるというメリットがありますが、一方でシステムに慣れる必要があるというデメリットがあります。
カスタマイズできる範囲は限られていますし、バージョンアップによって使い方が変わる可能性もあるのです。
7.Shopifyの導入事例
Shopifyには興味があるものの、ECサイトを立ち上げるのには不安があるという方もいるのではないでしょうか。
最近では大手企業がShopifyを利用しているケースも多いので、Shopifyをどのように利用しているのかをチェックできます。
ここではShopifyを利用した3つの導入事例を紹介しますので詳しくみていきましょう。
ゴーゴーカレー
ゴーゴーカレーとは東京都千代田区に本社を置くカレーのチェーン店です。
石川県や長野県を中心にチェーン展開しているターバンカレーをベースとしており、濃厚なルーと強めの塩味が特徴です。
ゴーゴーカレーのECサイトのメインメニューでは「レトルトカレー」「食器・グッズ」や、また「法人様 大口注文」「お買い物ガイド」の4つの項目があり、商品の魅力を前面に押し出したサイトになっています。
商品の購入がしやすくクレジットカードはもちろんのこと、Amazon PayやPayPal・Google Payなどの支払い方法にも対応しているのです。
レッドブル
レッドブルとはエナジー飲料のレッドブルを販売しているオーストリアの企業です。
スケートボードやダウンヒルなどのエクストリームスポーツのスポンサーとしても知られています。
レッドブルのECサイトではエナジードリンクではなく、アパレル商品を取り扱っています。
レッドブルのオリジナルブランドやほかのブランドとコラボしたデザインの商品が中心です。
サイトでは商品ページ・画像・配送方法や返品の取り扱いについての詳細を記載しており、みやすいデザインになっています。
A Bathing Ape
A Bathing Apeは1993年に立ち上げられたアパレルブランドです。
エイプヘッドと呼ばれる猿の顔をアイコンとしており、若者を中心に多くの人気を集めています。
A Bathing Apeでは海外での販売にも対応しており、通貨選択の画面では日本円をはじめ26種類の表示が可能です。
8.Shopifyの導入におすすめのオンラインストアとは
Shopifyのメリットとデメリットを比較した結果、Shopifyを導入したいと考える方もいるのではないでしょうか。
ここではShopifyの導入が適している3つのオンラインストアを紹介します。
海外での販売も視野に入れているオンラインストア
Shopifyは多言語にも対応しているeコマースのプラットフォームです。
世界の多くの国で利用されており、130以上の通貨にも対応しています。
専用アプリを使えば顧客の位置情報を取得して自動で現地の通貨に変換できます。
海外のユーザーもストレスフリーで商品を購入できるでしょう。
またShopifyではさまざまな発送方法に対応しています。
PayPalやStripeなどの決済方法の設定も可能になっており、カートに入れた状態でサイトから離脱してしまうカート落ちを防げます。
海外の顧客の獲得をお考えの方はShopifyがおすすめです。
ECサイトの運営経験のないオンラインストア
Shopifyは専門的なプログラミングの知識を有しているユーザーから、ECサイトの立ち上げがはじめての方にまで幅広く対応しています。
14日間の無料体験も用意されており、ECサイトの基礎を学びたい方にもおすすめです。
24時間対応のカスタマーサポートもあるのでこれからECサイトを作る方でも安心です。
さまざまなテンプレートも用意されているので、おしゃれなショップを簡単に構築できるでしょう。
9.Shopifyの使用方法
Shopifyの導入に興味のある方のなかには、Shopifyの基本的な使用方法について知りたいという方もいるでしょうか。
ここではShopifyを導入する際の流れについて7つの項目にわけて詳しく解説していきましょう。
Shopifyストアの新規登録
はじめにShopifyのウェブサイト(https://www.shopify.jp/)から新規登録の手続きをしましょう。
ウェブサイトには「無料体験をはじめる」という選択項目があり、クリックすれば登録できます。
登録の手続きにはメールアドレス・パスワード、ストア名・ストアURLの入力が必要です。
Shopifyで店舗を立ち上げるときには既存のメールアドレスを活用するのか、新たに店舗専用のメールアドレスを用意するのか決めておくとよいでしょう。
ストア名についてはいつでも自由に変更が可能です。
ストアURLについても後から独自ドメインを変更できます。
メールアドレス・パスワード・ストア名・ストアURLの入力が終わると、アンケートと店舗の住所の入力をします。
すべての入力が終わると登録が完了です。
新規登録を済ませると管理画面に移ります。
販売したい商品の登録
管理画面には「ホーム」「商品管理」「顧客管理」「ストア分析」や、また「マーケティング」「ディスカウント」「アプリ管理」などの項目があります。
商品を掲載したいときには「商品管理」をクリックしましょう。
「商品を追加する」というメッセージが画面にあらわれますのでクリックします。
商品の追加の画面ではタイトル・説明・商品価格、在庫・発送設定などの情報を入力できます。
商品の画像も追加できるので、商品を撮影したらアップロードしてみましょう。
Shopifyでは商品のバリエーション設定が可能です。
S・M・Lなどのサイズから、赤・青・緑などのカラーを設定できます。
テーマのカスタマイズを使って外観を編集する
商品の登録を済ませたらサイトの外観を編集しましょう。
はじめに「ホーム」をクリックしてから「テーマをカスタマイズする」を選択します。
テーマライブラリーには有料と無料のテーマが用意されているので、好きなテーマを選びましょう。
カスタマイズの画面には「セクション/テーマ設定」「ヘッダー」「テキストオーバー」や、また「特集コレクション」「テキスト付き画像」「スライドショー」「セクションの追加」に、さらに「フッター」「ページの選択」「デバイスの変更」などの項目があります。
たとえばロゴを挿入したいときには「ヘッダー」を、画像を使用したいときには「テキスト付き画像」をクリックして編集をしましょう。
Shopifyでは細かなカスタマイズも可能なので定期的にサイトの外観を見なおすのもよいでしょう。
サイトドメインの取得
サイトの外観をデザインしたらサイトドメインの取得をします。
「ホーム」をクリックした後に右側にある「ドメインを追加する」を選択しましょう。
ページを移動すると現在のドメインが表示されます。
新たなドメインを取得する場合には「新しいドメインを取得する」をクリックしましょう。
ドメインを取得する際の決済方法はクレジットカードかPayPalです。
画面にはドルでの表記になっていますが、実際の決済では日本円で引き落とされます。
店舗の情報と決済の設定
Shopifyでは店舗に関する情報を設定できます。
メイン画面の左下には「設定」の項目があるので、クリックしてみましょう。
設定画面には「一般情報」という項目があり、選択をすると店舗の名前・店舗の住所・タイムゾーン、単位方式・重量単位・店舗内の通貨などの設定が可能です。
「一般情報」の項目の下には「決済設定」という項目もあります。
ここでは決済に関する細かい設定が可能です。
クレジットカードでの決済を設定するには、詳細な情報を入力する必要があるので忘れずに行いましょう。
送料の設定
ECサイトを立ち上げるときには送料を設定しましょう。
配送料金の設定を誤ると思わぬトラブルに発展する恐れもあります。
配送する地域に合わせて細かく設定しましょう。
送料のカスタマイズは「設定」の項目で行います。
「配送」をクリックすると商品ごとの送料の設定やパッケージのサイズの設定、明細表の設定などが可能です。
またアプリを利用すると郵便番号ベースでの送料の設定や、特定の商品の組み合わせによる定額の発送もできます。
プランの契約
すべての準備が整ったなら店舗を開設しましょう。
実際に商品を販売する場合には、無料期間中でもプランの契約をしなければなりません。
Shopifyにはベーシックプラン・スタンダードプラン、プレミアムプランの3つがあるので希望のプランを選択します。
プランの契約を締結したら販売開始です。
10.Shopifyの利用料金
Shopifyを利用するにはプランの契約が必要ですが、それぞれのプランには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは3つのプランについて詳しく解説します。
ベーシックプラン
ベーシックプランの料金は月額29米ドルです。
オーナーアカウントとは別にふたりのスタッフのアカウントを設定できます。
日本のクレジットカードを使用した場合には3.4%、海外のクレジットカードを使用した場合には3.9%の手数料がかかります。
ベーシックプランのメリットは安価な料金です。
費用を抑えながらECサイトに挑戦したい方におすすめです。
サイトを立ち上げるだけではなくマーケティングに必要な情報も入手できます。
スタンダードプラン
スタンダードプランの料金は月額79米ドルです。
オーナーアカウントとは別に5人のスタッフアカウントを設定できます。
日本のクレジットカードを使用した場合には3.3%、海外のクレジットカードを使用した場合には3.85%の手数料がかかります。
スタンダードプランのメリットはクレジットカードの手数料の低さです。
ベーシックプランと比較すると、日本のクレジットカードの手数料は0.1%ほど低く設定されています。
商品単価が高い場合にはスタンダードプランの方がよいでしょう。
プレミアムプラン
スタンダードプランの料金は月額299米ドルです。
オーナーアカウントとは別に15人のスタッフアカウントを設定できます。
日本のクレジットカードを使用した場合には3.25%、海外のクレジットカードを使用した場合には3.8%の手数料がかかります。
プレミアムプランには「高度なレポートビルダー」というサービスがついているのです。
本格的に店舗を立ち上げたい方におすすめのプランとなります。
11.Shopifyならひとりでも立ち上げられる?
Shopifyの利用を検討している方のなかには、ひとりでも構築は可能なのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
ここではShopifyの立ち上げ方について詳しく解説します。
Shopifyなら個人での構築も可能
ShopifyはECサイトを簡単に立ち上げられるという強みがあります。
ECサイトでの販売の経験がない方でもすぐに店舗を開設できるでしょう。
またHTMLやJavaなどのプログラミングに関する専門的な知識をもっていれば、店舗のデザインや機能性をアップさせられます。
マーケティング知識を求めるならサポート会社の利用もおすすめ
Shopifyを利用する方の中には、ECサイトを本格的に立ち上げてビジネスを成功させたいという方もいるでしょう。
店舗の売上アップや顧客の拡大を目指す場合には幅広いマーケティングの知識が必要です。
最近では安定した店舗の運営をサポートする会社も増えています。
Shopifyを利用した魅力的なサイトの構築や、魅力ある記事コンテンツの提供などを行っています。
安定した収益を希望している方はサポート会社を利用するのがよいでしょう。
12.まとめ
Shopifyにはさまざまなメリットがあります。
主なメリットとしてスムーズにECサイトを構築できる、基本性能やアプリが充実している、セキュリティシステムがあることがあげられます。
また高速のWebシステムを利用できる、APIによるシステムの連携が可能なことも見逃せないでしょう。
一方でチェックアウトページのカスタマイズが難しい、SaaSのシステムに慣れる必要があるなどがデメリットです。
Shopifyには魅力的な機能がそろったeコマース用のプラットフォームですが、デメリットも前もって把握しておくとよいでしょう。
Shopifyにはベーシックプラン・スタンダードプラン、プレミアムプランなどのプランが用意されています。
予算は販売目的に合わせて好みのプランを選ぶのがよいでしょう。