2021年07月18日
2021年07月18日

Shopifyのカスタマイズ3!商品ページカスタマイズで魅力的なECサイトを作る

Shopifyのカスタマイズ3!商品ページカスタマイズで魅力的なECサイトを作る

以前はAmazonや楽天などのECモールを利用して商品を出品する方が多くいましたが、最近では自分のサイトを構築できるECサイトに注目が集まっています。

ECサイトに興味のある方のなかには、顧客アップが期待できる魅力的なサイトを作りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はShopifyでおしゃれなECサイトを作るための方法について、商品ページの構築の仕方やだれでも簡単にできる商品のカスタマイズ方法について詳しく解説します。

Shopifyの利用を考えている方はぜひともこの記事を参考にしてください。

1.魅力のある商品ページを構築するためのコツ

魅力のある商品ページを構築するためのコツ

ECサイトの売上を伸ばすためには、集客力のアップが重要です。
魅力のある商品ページを構築すれば、安定した集客を期待できるでしょう。

魅力の商品ページにするにはシンプルなサイトを心掛ける・動線を意識した作りにする、さまざまな端末への連動が大切です。

ここではそれぞれについて詳しく解説します。

シンプルなサイトにする

ECサイトを構築する際には、自社で取り扱う商品を際立たせるために手の込んだデザインにしたいと思う方もいるのではないでしょうか。

サイトへの訪問数や滞在数を増やすには、シンプルな商品ページを心掛けるのが重要です。
シンプルにはコンテンツをみやすくする・販売する商品をスタイリッシュにみせる、飽きさせないという効果があります。

具体的には過度な装飾を減らしたり、背景やコンテンツ要素としておしゃれな写真を用いたりするようにしましょう。

シンプルなデザインにあうのが動画です。
速い動きの動画ならおしゃれな印象を与えますし、ゆっくりとした動きの動画なら高級感を与えます。

写真や動画を使いながらできるだけシンプルなデザインの商品ページを作るようにしましょう。

動線を意識した作りにする

ECサイトにおける目的は商品を購入してもらうことです。
商品を購入してもらうには動線を意識した作りにするとよいでしょう。

動線とは人の動きを線にして表したものです。
たとえばスーパーマーケットは動線を意識した作りになっており、最初に果物や野菜コーナー・その後精肉や魚介類のコーナーになっています。
カラフルな野菜を眺めることで購買意欲を高め、野菜よりも高価な精肉や魚介類を後に配置して商品の買い控えを防いでいるのです。

動線を意識したECサイトにするにはメインページと商品を紹介するページを設けましょう。

ECサイトのメインページを訪れる方の多くは購入する商品が決まっていません。
購買意欲を高めるには、メインページでは購入したいと思わせるおすすめの商品や魅力的な商品を提案します。

商品の紹介ページではトップページにECサイトからの商品の紹介ページ、商品の魅力を紹介するページ・キャンペーン中の商品などのページを作ります。

ページの移動があると訪問者が離脱する恐れがあるので、できるだけトップページで魅力的な商品を紹介しましょう。

パソコンとスマートフォンに対応させる

以前はパソコンを使って商品を購入するのが一般的でしたが、最近ではスマートフォンを使って商品を購入する人が増えています。

総務省による「通信利用動向調査(令和元年版)」によるとインターネットの利用率はパソコンが48.2%、スマートフォンが59.5%となっておりスマートフォンを利用するユーザーの方が多い結果となりました 。

スマートフォンには外出先や就寝前に気軽に閲覧できるというメリットがあります。
訪問者を増やすにはパソコンだけではなく、スマートフォンを利用するユーザーにも対応しているECサイトを作りましょう。

2.Shopifyで商品ページをカスタマイズする際の基本的な流れ

Shopifyで商品ページをカスタマイズする際の基本的な流れ

Shopifyはカナダのオタワに拠点を置くeコマース用のプラットフォームです。
日本語にも対応しており、最近ではShopifyを用いてECサイトを構築する方が増えています。

ここでは、Shopifyの使い方について詳しく解説します。
商品ページを自由にカスタマイズするためにも、基本的な流れをしっかりと理解しておきましょう。

テーマを選択する

Shopifyにおけるテーマとはテンプレートのことです。
Shopifyでは無料のテンプレートからプロのデザイナーが作成した、有料のテンプレートまで用意されています。
テーマを使うことで扱う商品のイメージに沿ったECサイトを構築できるのです。

Shopifyの基本となるテーマは「Debut」です。
ダウンロードをするとすぐに使用できるテーマで、商品の紹介や購入ページなども自由にカスタマイズができます。

Shopifyを利用する際にははじめにテーマを選択しましょう。

ロゴを決める

ロゴとは商品名や企業名などを特別にデザインしたものです。
Shopifyで自身のECサイトを構築する際にはロゴを決めておくのがよいでしょう。

ロゴを作るメリットはブランディングです。
ブランディングとは企業が顧客にとって価値のあるブランドを構築する活動のことで、ブランディングをすれば消費者の心にブランドの価値を結びつけられるのです。

Shopifyでは簡単にロゴ画像を作成できるので、積極的に取り入れましょう。

テキストの色やサイズを決める

Shopifyでは商品紹介ページのテキストの色やサイズの変更が可能です。

管理画面に「テーマ」という項目があり、クリックすると「カスタマイズ」という表記が出てきます。
「テーマエディタ」にある「セッション」を選ぶとテキストの色やサイズを変えられるのです。
テキストの色やサイズをカスタマイズする際には整理整頓を意識しましょう。

特徴的なデザインにすると飽きられる恐れがあり集客力が落ちてしまうでしょう。
利用者にとってわかりやすいサイトにするように心掛けるのが大切です。

色を用いるときはコントラストを意識しましょう。
赤と青・緑と紫色というように対比となる色を上手に用いるとメリハリをつけられます。

コード編集をする

Shopifyではコードの編集が可能です。
テーマを上手に活用すれば魅力的なECサイトを構築できますが、コードを利用すれば洗練されたECサイトにカスタマイズできるでしょう。

コードを編集するには「管理画面」から「オンラインストア」という項目をクリックします。
「テーマ」を選んだら「アクション」を選択しましょう。
「コード編集」という項目が出てくるのでクリックをすると自由にカスタマイズできます。

コード編集ではSCCやHTMLなどのプログラミングの知識が必要です。
知識がない状態でコード編集をすると、バランスが崩れてしまい不具合が出てしまうので注意しましょう。

3.Shopifyの商品ページをカスタマイズする方法

Shopifyの商品ページをカスタマイズする方法

Shopifyにおける基本的な流れを理解したら商品ページのカスタマイズをみていきましょう。
6つのポイントがあるので、カスタマイズをする際にははじめにそれぞれのポイントを押さえておくのが最善です。

商品名を決める

商品名を決めるときに人目につきやすい名前にしたいという方もいるのではないでしょうか。
オリジナル性は大切ですが集客力を高めるにはSEOを意識しましょう。

SEOとは「検索エンジン最適化」とも呼ばれており、検索エンジンを通して興味をもった人がECサイトに訪れるように調整する手法のことです。

具体的には商品やECサイトを検索の上位に表示させるという方法があります。
検索エンジンの上位に表示させるために商品名とブランド名を一緒に記載しましょう。

商品をすぐにみつけられるように工夫をすれば集客力のアップを期待できます。

画像を決める

ECサイトにおいて画像の選定は重要です。
通常の店舗とは異なり、商品を手に取ってたしかめられません。
商品の価値がわかるように画像を選定しましょう。

画像にはイメージとディティールの2種類があります。

イメージとは商品を使用している画像のことです。
食器類なら料理を盛りつけている画像にしたり、洋服なら実際に着ている画像にしたりします。

一方でディティールとは商品の詳細がわかる画像のことで、洋服や食器の柄・バッグのポケットなどの画像を貼りつけるのです。

イメージとディティールのふたつの画像を使いわけることで商品の魅力を高められるでしょう。

商品説明

商品説明は訪問者の購買意欲を高めます。
ダラダラとした文章を書くのではなく商品の特徴が伝わるようにわかりやすく書きましょう。

商品を説明する際にはベネフィットを意識します。
ベネフィットとは魅力や価値のことで、この商品を購入すればどのような益がもたらされるのかを簡潔に紹介します。

たとえば自転車を紹介する際にサイズや重量を記載するだけでは、購入意欲はわきません。
坂道でも軽快に操作できる、事故などで強い衝撃が加わっても壊れないといった利益を盛り込むことで購買意欲を高められるのです。

 

タイトルと説明文の構築

Shopifyでは商品編集画面において、メタ・タイトルやメタ・ディスクリプションの設定ができます。
メタ・タイトルとはコンテンツのタイトルのことで、メタ・ディスクリプションとは検索エンジンでのページ概要のことです。

商品を効果的に販売するにはSEOが必要ですが、メタ・タイトルやメタ・ディスクリプションの設定を見なおすことで検索順位に貢献することができます。

具体的にはメタ・タイトルを30文字以内にする、検索されたいキーワードを含めたシンプルでわかりやすいタイトルや説明文にするなどがあげられます。

購入ボタンの構築

Shopifyでは購入ボタンの編集も可能です。
購入ボタンは売上に影響を与える部分なので慎重にデザインを決めるとよいでしょう。

購入ボタンが小さすぎると閲覧者の購入意欲が失われる恐れがあります。
一方でフォントや色を変えたり目立つように大きくしたりすると購入意欲を高められるでしょう。

閲覧者が商品を購入するまでの流れをイメージしながら最適なボタンを作るのが重要です。

アップセルの構築

商品を効果的に売るためにはアップセルを意識した販売が重要です。
アップセルとは同じ種類の商品のなかでも、よりグレードの高い商品を購入してもらうための手法のことをいいます。

500円の商品を10個売った場合の売上は5,000円ですが、1,000円の商品を7個売った場合でも売上は7,000円です。
高い商品を販売すれば顧客の満足度は上がりますし売上も伸ばせるでしょう。

アップセルをする際には商品の価値やニーズを意識しましょう。
普通の商品に比べるとどの部分がグレードアップしているのか、どのような場面で最適な商品なのかをわかりやすく説明します。

4.商品カスタマイズをサポートするおすすめの無料アプリ

Shopifyではさまざまな無料アプリを提供しています。
アプリを活用すればスムーズな編集が可能になり、集客力や売上のアップを期待できるでしょう。

ここでは商品カスタマイズをサポートするおすすめのアプリを3つ紹介します。

Product Reviews

商品の購入を促す方法のひとつに口コミがあります。
商品ページにカスタマーレビューを追加すれば、どのような魅力や特徴があるのかがわかるでしょう。

Product ReviewsはShopifyの無料アプリのひとつで、簡単にカスタマーレビューを設置できます。
具体的には表示タイトルや色を変える、レビュースコアをGoogleの検索画面に反映させるなどの機能がついています。

簡単に設定できるので活用してみましょう。

PushOwl

PushOwlとはカゴ落ちを防ぐためのアプリです。
カゴ落ちとはECサイトを訪れた顧客がカートに商品を入れたままにもかかわらず、購入をせずにほかのサイトへ移動してしまうことです。

PushOwlを利用するとカゴ落ちの状態にある顧客に対してメールの通知ができます。
商品がカゴのなかに入ったままであることを伝えられるので売上のアップを期待できるでしょう。

Bulk Image Edit ‑ Image SEO

商品を魅力的にみせるための方法のひとつは画像の活用です。
画像をきれいに整理整頓すれば、商品の魅力が伝わりやすくなるので売上のアップを期待できるでしょう。

Bulk Image Edit ‑ Image SEOは画像を最適化させるためのアプリです。
すべての画像を同じ高さや比率にあわせられるので、すっきりと整理された商品ページを構築できるでしょう。

またBulk Image Edit ‑ Image SEOでは画像のサイズ変更が可能です。
画像を小さくすればページの読み込み速度が高まり、検索結果の上位に表示されるようになるでしょう。

5.商品カスタマイズをサポートするおすすめの有料アプリ

Shopifyでは無料のアプリのほかに有料のアプリも用意されています。

有料のアプリのメリットは充実した機能が備わっていることと、サポートがしっかりとしていることです。
売上アップをお考えの方は有料アプリも活用してみましょう。

ここでは商品カスタマイズをサポートするおすすめの有料アプリを紹介します。

Flair

商品の差別化を図る方法のひとつはバッジです。
「残りあとわずか」「売れ筋商品」などのバッジをつければ購買意欲を高められるでしょう。

lairを使用すれば簡単に商品のバッジをつけられます。
「おすすめ商品」や「ベストセラー商品」などのバッジをつけられるので商品を際立たせられます。

アプリの料金は月額19ドル~49ドルですが、14日間のトライアルも用意しているので使い心地を体験できるのです。

Pre-Order Manager

Pre-Order Managerは商品の在庫が切れてしまったときに予約注文を受け付けられるアプリです。

在庫切れが発生したときに、自動的に「カートに追加する」というボタンを「予約購入する」というボタンに切り替えます。
商品ごとの設定が可能で、予約注文を受け付ける商品を選択できます。

予約購入ボタンのカスタマイズができるので、ECサイトのイメージにあったデザインにカスタマイズできるので便利です。

また先行予約の設定もできるので、商品の情報を伝えられます。アプリの料金は無料~33.95ドルです。

Bold Subscriptions

最近ではECサイトで食品やサプリメントを購入する方も増えていますが、定期購入を促せれば安定した売上を保てるでしょう。

Bold Subscriptionsは定期注文の設定が簡単にできるアプリです。
注文の頻度を設定すれば自動的に注文商品を生成したりクレジットカードの請求を行えたりできます。
また定期購入の方を限定とした割引価格での商品の提供も可能です。

Bold Subscriptionsのアプリの価格は月額19.99ドルとなっています。

6.まとめ

Shopifyの魅力のひとつは簡単に商品のカスタマイズが可能なことです。
Debutなどの無料アプリやコード編集を利用すれば、初心者でも簡単に好みのデザインに変えられます。

魅力のある商品ページを構築するにはシンプルなデザインを心掛けましょう。
加えて動線を意識したサイト作りやパソコンとスマートフォンに対応させたECサイトにすれば、閲覧者に商品の魅力を伝えられます。

商品をカスタマイズする際には商品名や画像を慎重に決めましょう。
またベネフィットやSEOを意識した商品説明やタイトルを意識すると、集客力のアップを期待できます。

さらに魅力的な商品ボタンを構築すると訪問者の購買力を上げられるでしょう。

ShopifyではDebutのほかにも売上アップを期待できるさまざまなアプリを用意しています。
アプリを活用してあなただけの魅力的なECサイトを構築しましょう。