こんにちは、adtecです。
Instagramの運用&ソフト提供会社がリアルな情報を公開します。
企業が苦手とするSNS。
ましてやその担当者は知識や実績を求められます。
今回はビジネスアカウント運用の最初の入り口である開設方法を中心に、担当者がよく行き詰まるポイントを事例を挙げて解説していきます。
何もわからない状態からでも行動の目安は立てやすくなるはずです。
1.Instagram企業案件の増加
弊社の方でもリアル店舗だけでなく、通販企業からのInstagram運用の問い合わせが多くなりました。
2020年10月の日本ネット新聞でも「インスタ運用の外注が増加」と1面に掲載されていました。
飽和状態のイメージが強いSNSですが各社は運用が外注しても賄えるほど良い傾向にあるようです。
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EC事業者の間でインスタグラムの運用代行の利用が拡大している。インスタグラムは他のSNSよりも若年層の利用者が多く、現在のところは費用対効果が得やすいとされている。
引用元:日本ネット新聞(2020年10月)
外注後のお客様の声
ワインリアル店舗
Instagram外注後、20~30代の女性を中心に来店顧客が増加した。
定期的なプレゼント企画をInstagram内で実施し、新規顧客増加をはかっている。
和菓子通販店舗
月に20回のInstagram投稿を行い2ヵ月で2,000人以上の新規フォロワーを獲得。
特に20~30代の女性を中心に昨年の1.5倍以上ECサイトへ誘導できた。
2.Instagram運用の2パターン
Instagramを企業が運用する方法として大きく2つに分かれます(広告ではなくあくまでも自然な運用方法ととらえてください)。
顧客の接点として運用
企業より自社商品やサービスの写真を投稿<ユーザーに閲覧してもらい、興味付けを行う。
当然ながらユーザーに見てもらうための努力(写真のクオリティ向上や嗜好の統一、ユーザー閲覧時間分析等)が必要になります。
まだ自社アカウントをフォローしていないユーザーでも、企業の世界観を伝え共感してもらう事で最終的には企業のホームページに誘導するパターンです。
コンテンツとして運用
もう一つはUGCとしてホームページに流入したユーザーに見せるパターンです。
UGCとは「User Generated Contents」。簡単に言うと口コミのInstagram版です。
つまり企業の商品を使った“ユーザーが作った投稿”をコンテンツとして活用していることを指します。
直近ではこの使い方の事例が多く見られ、Instagramでの投稿キャンペーンを行って投稿を集める、あるいはハッシュタグをキーにシステムで投稿を収集して掲載許可を頂きに行くケースがあります。
投稿を上手く整理し、インフルエンサーを起用したブランド価値を高める方向性、あるいは口コミとして成約率を高める方向性と、その用途は多岐にわたります。
Instagramアカウントは増えている
Facebook社によると、20年4-6月期(第2四半期)における世界のインスタグラムなどの月間利用者数は前年同月比15%増の31億4,000万人で今後も増える見通しとのこと(引用元:日本ネット新聞)。
ユーザーとの接点が増え続けている状況を考えると、やらない手はありません。
早速、Instagramを企業がアカウント開設する方法やポイント・注意点をまとめました。
3.Instagramアカウント登録方法
Instagram社としてはアカウント開設において個人用とビジネス用の区分けはしていません。
個人用の開設方法と全く同じになります。
企業の場合、PCでの操作が主になると思いますが、Instagramの開発キャリアはスマートフォンであり、運用する上でも写真やストーリーの投稿を行う際は不便ですのでスマートフォンで進めることを推奨します(PCでできないことはないですが面倒でした)。
スマートフォンでの登録の場合、電話番号をアカウント作成に使うと二段階認証が必須になるため、アカウント乗っ取りなどのリスクが下がります。
PC(パソコン)で登録する場合
まずこちらのURLから開始します。
▶https://www.instagram.com/
ログイン画面が表示されます。
下部に「アカウントをお持ちでないですか?登録する」 ボタンがありますのでこちらをクリックます。
※ログイン画面に「Facebookでログイン」とありますのでFacebookアカウントをお持ちの方はこちらでも進めます(簡単でオススメです)。
ちなみにInstagramはFacebook社のツールなので、相互を連携させないと使用できないInstagram機能があります。
事後でも構いませんので連携しておくことをおススメします。
今回はFacebookと連携せず、メールアドレスを使って、アカウントを作成・登録していきます。
次に項目を入力しましょう。
メールアドレス・フルネーム(任意)・ユーザーネーム・パスワード・メールアドレスを入力したら、それに付随した仮のユーザーネームが表示されます。
そのまま使うこともできますが、自分で決めたネームを入力しましょう。
入力が終わったら「登録する」をクリックします。
これで完了です。
携帯(スマートフォン)で登録する場合
まず端末にInstagramアプリをダウンロードします。
Instagramをダウンロードするとログイン画面が表示され、ページ下部に「登録はこちら」があるのでこれをタップします。
この後アカウント登録画面が表示されます。
アカウント登録は電話番号・メールアドレス・Facebook個人アカウントと連動、のいずれかの情報を使って作成できます。
今回は電話番号で進めていきます(電話番号とメールアドレスの進め方は同様です)。
電話番号を入力し進めると、認証コード入力画面となります。
同時に携帯電話のSMSへ認証コードが届きます(メールアドレスはそのアドレスに)。
届いたコードを認証画面に入力したら、次に名前とパスワードを指定します。
次に、誕生日入力画面がでてきますの入力をしていきます(企業の場合はアバウトでも構いませんが、可能であれば商品の誕生日・企業の創立記念日などユーザーと共有できるものが良いでしょう)。
その後、ユーザーネームとパスワードを入力する画面となります。
ユーザーネームはInstagramアカウントネームとなるため、何の企業がわかるようにしましょう。半角英数字と基本の記号が使用でき、最大30文字までです。
これでアカウント登録は完了です。
4.プロアカウント(ビジネスプロフィール)とは
アカウント登録後の現在は一般ユーザーのInstagramと同じ状態です。
投稿毎に「いいね」と「フォロワー」の数を見ることができます。
Instagramはアカウントをプロアカウントに変更することでビジネス用ツールとして活用することができます。
一般アカウントに比べさらに細かい解析データを確認することができるので企業の担当者はぜひ活用しましょう。
ちなみにInstagramがリリースしているビジネス用ツールには「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」がありビジネスプロフィールの設定により利用することができます。
ビジネスプロフィールの登録方法
ビジネスプロフィールの登録、いわゆる個人アカウントからの切り替えについてはFacebookと連携させる必要があります(以降はFacebookが既に登録されている前提で携帯端末でのお話しとなります)。
Facebookページを立ち上げておきます(同じ端末内で実行してください)。
続いてまずInstagramのプロフィールページの上部を左側にスワイプ(もしくはハンバーガーを開く)してください。
そして右下にある「設定」をタップします。
左メニューに「アカウント」とありますのでこちらをタップします。
アカウントページの最下部に「プロアカウントに切り替える」のリンクをタップします。
ここから登録の流れとなります。
まずカテゴリを設定します。
企業の業態に合ったもの近いものを選択しましょう。
カテゴリを検索機能もあるため活用してください。
カテゴリを決めると次に事業主かどうかの確認画面に移ります。
「ビジネス」か「クリエイター」かの選択ですので「ビジネス」をタップします。
次に連絡先情報の確認画面に移ります。
メールアドレスと電話番号と住所を入力します。
登録としては以上になります。
ちなみにプロフィール画面に「広告」「インサイト」というタブがでていたら成功です。
2020年10月追記
ビジネスプロフィール設定においてFacebookを連動しなくても設定できるようになりました。
「今はFacebookページにリンクしない」といって設定しないことも可能です。
ビジネスプロフィールを再び個人用に切り替えたい場合は、先ほど同様にアカウントページ最下部から「個人用アカウントに切り替える」をタップするだけで元に戻すことができます。
ビジネスプロフィール インサイトでできること
インサイトとは分析なのですが、簡単に言うと過去7日分のインサイトデータが確認できます。
インサイトデータは「コンテンツ」「アクティビティ」「オーディエンス」の大きく3つに分かれます(androidとiPhoneでは若干見え方が異なる)。
コンテンツ
コンテンツは過去1年分の投稿(ストーリーズ含む)における各数字を見ることができます。
投稿におけるいいね数、ストーリーズでのインタラクション(プロフィールへのアクセス数とウェブサイトクリック数)を見ることができます。
このような数字を見て投稿に対する改善を行い、エンゲージメント(いいねやフォロー)を高めていきます。
アクティビティ
アクティビティはアカウントへのアクセス数を見ることができます。
プロフィール・ウエブサイト・メールを送信ボタンのタップ数・道順を表示のタップ数・電話するボタンのタップ数
アカウントがどのくらい見られているのかの指標を確認することができます。
ターゲット
ターゲットはフォロワーの属性を見ることができます。
残念ながらフォロワーが100人以上いないと確認できない仕様となっています。
ここではフォロワーの増減をグラフと数字で確認できます。
数字振れ幅を確認しながら対策を考えることができますね。
また、フォロワーがどこからアクセスしている人が多いのか、年齢層・性別・一番アクティブな時間帯、などがわかる様になっています。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
Instagramをビジネスで運用する上での現在の傾向と開設方法、そしてビジネスアカウントを登録することでアカウントの中身がかなり詳細に分かるようになります。
効果のないInstagram運用にならないためにもぜひビジネスアカウントでの運用をおススメします。
長くなりましたがInstagramを活用している企業、またこれから活用しようとしている企業のお役立てできればと思い書かせていただきました。
それではまた。