こんにちは、adtecです。
LINE公式アカウント専門ツールの開発会社が料金について詳しくまとめました。
運用する際に気になる料金関係。
友だちが増えて1回の配信数が多くなったり、ユーザーとコミュニケーションが多くなってきたり、など運用を続けるにつれ料金の心配も増えてきますよね。
今回はLINE@からの料金移行から現在の料金プランまで詳しく説明していきます。
1.料金体系 2020年10月現在
LINE公式アカウントでは無料で使用できる「フリープラン」があります。
「ライトプラン」から有料になります。
フリープランは月に1,000通まで無料で配信することができます。
つまり、友だちが100人の場合、10回配信することができます。
ただし注意しなければならないのは、フリープランは1,001通目を超えた配信を行おうとすると、エラーメッセージが出て、配信ができなくなってしまいます。
ライトプランは、15,000通までは固定料金の5,000円で配信することができます。
15,001通目の配信になる場合は、従量課金(1通5円)を行うことで追加の配信ができます。
ここが無料との大きな違いですのでプラン選択時には注意してください。
従量課金について
こちらはプランによって1通当たりの料金が変わってきます。
ライトプランは1通あたり5円の追加料金により配信することができます。
どんなに配信数が多くても1通5円です。
スタンダードプランでは1通あたり最大3円の追加料金により配信することができます。
こちらは従量課金になるため50,001通より2.8円。100,001通より2.6円と料金が下がっていきます。
課金対象となる配信について詳しく知りたい方はこちら
フリープランからアップグレードについて
フリープランからライトプラン、フリープランからスタンダードプランに変更する場合、変更した月は日割り料金となります。
フリープラン以外からのプラン変更について
料金プランの変更については以下の注意が必要です。
フリープランからライトプランへの変更は即時反映されますが、ライトプランからスタンダードプランは変更月の翌月月初に適用されます。 後者のシステム変更については「月中はできない」ため早い段階で取り組むことが必要です。
プランの変更日に応じて月額料金と無料メッセージ数が変動します。
つまり、フリープラン利用中に配信されたメッセージ数を含む当月の配信メッセージ数が、付与されるメッセージ数を超過する場合は追加メッセージ料金が発生します。
プラン変更例
例1:10月3日にフリープランからライトプランに切り替える
月額固定費:ライトプラン27日分の日割り計算
配信可能数:3日までフリープランで配信した分+ライトプラン15,000通
例2:10月15日にライトプランからフリープランに切り替える
月額固定費:10月分のライトプラン料金が請求されます
配信可能数:ライトプラン15,000通
このようにプランダウンは基本翌月からの反映になるので注意が必要です。
プラン変更するタイミングは
- 配信頻度
- 友だち数
で月の通数が決まってきますのであらかじめ計算しておくとよいでしょう。
料金の計算方法はこちら
追加メッセージ数の上限目安設定
プラン以上の配信を行うためには、追加メッセージ数の上限目安の設定が必要です。
上限数を超えてメッセージを配信しようとすると、メッセージの配信が停止されます(エラーメッセージがでてきます)。
料金のお支払い
お支払いのタイミングについて月額料金は毎月月初前払い、追加メッセージ料金は毎月月末締め翌月10日頃後払いです。
ちなみに領収書はLINE payは発行されません。
クレジットカードは登録しているカード会社の利用明細になります(名目はLINE Payまたはラインペイ)。
請求書払いではお振込み時に発行される振込明細書になります。
ネットバンキングは振込完了画面を印刷したものになります。
プランが変わっても機能は一緒
LINE公式アカウントは選んだプランによって機能が増えるタイプではありません。
画像で配信するリッチメッセージもリッチメニューも使えます!
あくまで配信数に応じたプランの仕組みになっています。
2.2019年春よりLINE@からLINE公式アカウントへ統合開始
LINE@のプランは「LINE公式アカウント」に統合されました。
変化点としては今まで有料だったリッチメッセージなど多数の機能が使用可能になりました。
配信についてLINE@ではターゲットリーチ数に対しての制限でしたが、改善され配信数に伴い安くなる従量課金制が設けられたことです。
3.LINE公式アカウント オプション
オプションはLINE公式アカウントにてユーザーへより訴求力が上がる設定が多数あります。
ユーザーに分かりやすいIDを設定するプレミアムID
LINE公式アカウントに登録するとランダムでIDが設定されます(初期ID)。
店舗様がユーザーに案内する方法として「QRコード」か「ID」で友だち登録を促しています。
しかし初期IDは数字と英文字の羅列で覚えにくいデメリットがあるため、分かりやすい好きなIDを付けることができる「プレミアムID」というオプションが存在します。
料金:1,200円(税別)
こちらは年間使用料になります。
@+指定文字列になりますが店舗の名前であったり、覚えやすい語呂などで設定が可能です。
@+指定文字列
(@を除き18字以内。半角英数字と、「.」「_」「ー」の記号のみ)
例:@ad-tec2020
設定はとても簡単で、管理ページ(line official account manager)のTOP画面右上に歯車マーク(設定)があるのでこちらをクリックします。
左メニューにアカウントがありますのでこちらをクリックします。
プレミアムIDが選択できますのでこちらをクリックします。
後は支払い方法を登録し、任意のIDを設定して「プレミアムIDを購入」をクリックすれば完了です。
注意点
プレミアムIDサービスの利用期間
契約が成立した日の翌月1日から11ヶ月間になります。例えば、2020年10月21日に契約がした場合、2021年9月30日まで利用することができます。
契約は自動更新
期間満了前までに所定の方法により本サービスの解約手続きを完了されない場合、契約は自動的に1年間延長されます。その後も同様です。
返金はなし
どんな理由であれ返金対応は行っていないため、登録の際は注意が必要です。
また、誤解を受けるような文字列、他人の権利を侵害する文字列、公序良俗に反する文字列で設定することはできますが既約違反によりアカウントが停止する場合があります。IDは通報されないような内容がよいでしょう。
その他利用規約は>こちら
LINEコールPlus
これは無料で通話できたり、ユーザーの電話番号から友だち登録やトークを促す機能になります。
チャットで解決しない問題に対して有効であり、また友だちを増やす施策として有効です。
月額料金が20万円であることと、事前のLINE社の審査が必要になります。
4.まとめ
- プランは3つ「フリー/ライト/スタンダード」機能は同じで配信数により分かれている
- 配信数を追加できるのはライトプラン以上
- 配信数はスタンダードプランが従量課金で安くなる
- プラン変更はすぐできるものとできないものがあり日割り計算される
- 2019年にLINE@などが統合されLINE公式アカウントとしてサービス提供される
- オプションプランとしてプレミアムIDで自由なIDを設定できる
いかがだったでしょうか。今回はLINE公式アカウントの料金体系について詳しく解説しました。
弊社のお客様からも料金についてはサイト上に色々あって分からない意見が寄せされています。
それもLINE社のプランが過去多岐にわたり紆余曲折してようやく今のLINE公式アカウントの3つに絞られた経緯があるからです。
今回は深く掘り下げて解説していますので本件について理解が深まることを願っています。
事業としてLINEを取り入れる際、しっかりと料金を計算して取り組むことがベストです。
ご自身の配信数を考えながら先を見越してのプラン変更を描くとよいでしょう。
しかしフリープランは完全無料で他のプランと同じ機能が使えるかなり敷居の低いものになっています。
これから新規で始める方にとってまずは登録してみるのも良いかもしれません。
この記事を読んでいただき皆様のお手伝いになれば幸いです。
それではまた。