こんにちは、adtecです。
ビジネスでLINE公式アカウント使いたいけど「どんなメリットがあるの、どうやって作成するの」今さら聞けない基本の事項や機能について公式LINE専用ソフト開発会社の私達が初心者向けに詳しく説明していきます。
この記事を読むことで周りの企業がイチ早くラインに取り組んでいる理由や始めるにあたって知識を増やしていただけたらと思います。
1.LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとは、企業や店舗向けとして提供されているLINE上での運用サービスです。
国内8,400万人の登録者を持つ、個人向けコミュニケーションアプリ「LINE」上で、企業や店舗がユーザーへダイレクトに情報を届けることができるサービスです。
現在までに300万件以上のアカウントが開設されています(Instagramの場合、国内2,900万アカウントに対してビジネスアカウント1,400万)。
今、多くの実店舗や企業がこぞってLINE公式アカウントに取り組む理由として
- 国内8,400万人のユーザーにアプローチできること※
- コミュニケーションアプリとして日使用率86%のアプリでありリーチ確率が高い※
- Instagramなど他アプリに比べ参加企業が少ないためチャンスが残っている。
※2020年3月LINE社調
その他LINE公式アカウントのメリット
業種や規模を問わない点
LINE公式アカウントは、ガソリンスタンドから飲食店・美容室・小売業といった実店舗(テナント企業)、またEC通販といったWEBビジネスをはじめ、学校・学習塾・保険会社など幅広い業種で利用されています。
商売の原点であるコミュニケーションをより便利なツールであるLINEを使用して行うため、業種や規模を問わず効率的に使用できます。
また、アカウントは無料で作成できるので、フリーランスやマイクロビジネスにおいても活用することが可能です。
多様な使用方法
LINE公式アカウントは、CRM強化、いわゆるリピート戦略がメインの使い方になりますが、LINE公式アカウントはチャット機能を活かしたカスタマーサポートや、「友だち」のリレーションを活かした販売促進にも使われています。
Eメールに変わる販促手法と言われています。
※CRM:Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)の略で、日本語では「顧客関係管理」または「顧客関係性マネジメント」と呼ばれています。
2.LINE@(ラインアット)との違い
LINEはこれまで様々な取り組みを行っているため「LINEでビジネス活用したい」とネット上検索すると過去の情報がヒットしたりして迷ってしまいます。
そうならないためにもLINE公式アカウントを時系列で理解しておきましょう。
LINEはこれまで、企業や店舗のビジネス用として、大企業向けの「LINE公式アカウント」と、中小企業向けの「LINE@(ラインアット)」の2種類に大別して提供してきました。
2015年2月にLINEがLINE@、LINE公式アカウントをリリース
2017年2月にLINEビジネスコネクトをリリース
2017年4月にLINEカスタマーコネクトをリリース
2018年12月に「LINE公式アカウント」「LINE@(ラインアット)」サービス料金体系統合
2019年4月に「LINE@(ラインアット)」「LINE公式アカウント」「LINE ビジネスコネクト」「LINE カスタマーコネクト」サービス統合
2020年9月 ビジネス用LINE⇒「LINE公式アカウント」として運用中
このように過去には複数のビジネス用LINEプログラムが存在し、それぞれの記事が今でもちらばっている状況です。
検索方法によっては古い情報がヒットするので気を付けてください。
中でもよくヒットするものは「LINE@(ラインアット)」と「LINE公式アカウント」になります。
簡単にご説明しますと「LINE@」は中小企業・店舗に向けたサービスで月額「ゼロ」円で使えるものもありました。
ほか、有料の「ベーシックプラン」「プロプラン」があり、少額で動画やメッセージを送信できるといったサービスでした。
「LINE公式アカウント」は大手企業に向けたサービスであり、月額基本料が250万円というハードルの高いもので友だち数の従量課金があるなど手が出しにくいものでした。
現在はこれら2つが統合され「LINE公式アカウント」として誰でも無料でアカウント開設ができ、無料プランや有料プランでも月額基本料が最大15,000円と手が届きやすく、これまでの「LINE@」や「LINE公式アカウント」のみの機能も使えるようになったのはありがたいことです。
3.LINE公式アカウントでできること
LINEチャット
通常のLINE同様、企業・店舗のアカウントを友だちとして登録してくれたユーザーと、1対1でチャットができる機能です。
テキストだけでなく画像や動画を送ることもできるため、ユーザーからの問い合わせがスムーズに解決できます。
こうしたことからカスタマーサービスの向上にも役立ちます。
チャットはLINE公式アカウントの最も基本的な機能でありLINEがコミュニケーションツールと言われる所以です。
主に新商品の情報やキャンペーン情報など、ユーザーにとって有益なメッセージを送ることで集客や商品購入につなげることができます。
普段使っているLINEアプリのような感覚で、友だちと気軽にやりとりができます。
自動応答機能
あらかじめシナリオを設定しておくことでユーザーからチャットで送られてきたメッセージに対して、自動で応答する機能です。
美容室や飲食店など、また企業で店員が不在や作業中にLINEが対応してくれます。
設定には大きく「応答メッセージ」と「AI応答メッセージ」があります。
「応答メッセージ」とは、ユーザーからメッセージを受信したときに自動で送信されるメッセージのことです。
メッセージに含まれる「キーワード」に対して、どのような「内容」を返信するかを管理画面上で設定することができます。
使い方として日ごろ店舗で多い質問をQA集にするイメージで設定していきます。
「AI応答メッセージ」は、ユーザーからメッセージを受信したときに、内容を判別して適切なメッセージで返信する機能です。
応答メッセージのように、1つ1つ設定しなくて済みますがAIの自動判定であるため質問に対して異なった応答される可能性もあります。
リッチメニューやリッチメッセージ
リッチとはその名の通り「豪華な」メッセージです。
これはWEB用語であるためなじみがない方も多いと思います。
まずリッチメニューは企業のLINE公式アカウントのトーク画面の下部に表示されているメニューのようなもの。
一度は見たことある方も多いかと思います。
あのバナーをリッチメニューと呼びます。
色々な形を選ぶことができお店らしくなるのでユーザーの導線をつくることができクリック率がアップしますので有効な設定です。
リッチメニューについて詳しく掲載していますのでこちらも参照ください。
リッチメッセージは画像メッセージのことです。
画像のメッセージは一目で分かりやすく伝わりやすいため訴求力をアップさせる上では重要な手法になります。
任意の画像をアップロードして配信するイメージになります。
クーポン
デジタルクーポンを発行することができます。
これは実店舗(テナント企業)だけでなく通販サイトとも連携することができます。
具体的には実店舗(テナント企業)の場合はクーポンをお店のレジに提示して割引、通販の場合は自社ホームページで発行するクーポンコードを利用してお買い物してもらいます。
またLINEの管理画面で、クーポンの開封した人や利用した人のデータを閲覧することができますので、どのようなクーポンが効果的なのか分かり販促の改善を行うことができます。
タイムライン投稿
通常のLINE同様、タイムラインに投稿できる機能です。
投稿された情報は、基本企業・店舗のアカウントを友だちとして登録してくれたユーザーのタイムライン上に掲載されます。
また友だちに「共有」され、共有された情報はLINE公式アカウントと友だちになっていないユーザーでも閲覧可能です。
つまり友だちの友だちに拡散されやすくなるというSNS的な要素があります。
メッセージ配信とは異なり従量課金の対象にもなりません。
ショップカード
主に実店舗(テナント企業)用でデジタルポイントカードをLINEの中に作ることができるためペーパーレスになります。
商品購入やサービス利用・来店などでポイントを貯め、商品や割引券と交換するといった紙同様の企画を行うことができます。
スマホ一つでポイントを貯める事ができるのでユーザーにとっても便利です。
4.LINE公式アカウントは無料で始められる
LINE公式アカウントは無料でアカウントを作成することができます。
ただし、友だちが増え、1カ月に1,000通以上のメッセージを送る場合は有料プランに切り替える必要があります。
(ちなみに無料プランで1,000通以上配信しようとするとエラーとなり配信ができない状態になります。)
料金についてこちらにも詳しく解説しています。
5.LINE公式アカウントの作成方法
LINE公式アカウントは、以下の手順でアカウントを作成できます。実際の画像を交えて見ていきましょう。
まずLINE公式アカウントの開設ページへアクセスします。
「認証済アカウント」「未認証アカウント」のいずれかを選択し、アカウント開設のボタンをクリックします。
1.LINEのアカウントでログイン
個人のラインアカウント・もしくはメールアドレスを利用したLINE Business IDのどちらかでログインをします。
個人のライン アカウントのログインの際には、LINEアプリ内でメールアドレスとパスワードの事前登録が必要ですが、QRコードを利用してログインすることも可能です。
2.メールアドレスと必須情報を入力
3.「業種」の選択
認証済アカウントについて詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
最後に管理画面(LINE Official Account Manage)にログインして登録完了になります。
6.まとめ
いかがだったでしょうか。
まずはじめに、公式アカウントを作成するためにはLINE株式会社の公式サイトから申請を行う必要があります。
申請には、会社の基本情報やアカウント名、プロフィールの記載などが必要です。
また、申請時には運営者の確認やLINEのガイドラインに準拠する必要があり、そのための審査となります。
申請が承認されたら、公式アカウントの運用方法について考えていく必要があります。
例えば、お客様とのコミュニケーションやセミナーやイベントの開催、資料の配信など様々な活用方法があります。
また、ラインを活用してTwitterやメルマガなど他の媒体と連携することもできます。
公式アカウントをより効果的に運用するためには、タグの設定やカテゴリー分け、発信頻度の調整、スタンプやプレゼントの配信など、様々な施策があります。
特に、2022年からはLINEの新機能である「voom」が提供される予定であり、これを活用することでさらに効果的なマーケティングができるようになると期待されています。
ちなみにpcで操作するとやりやすいですよ!
近年のメッセージはテキストではなく画像やバナー等の素材が多く使われメッセージ効果を高めています。
公式アカウントを作る際はこうした準備も必要になってきます。
ライン公式アカウントの運営については、多くの書籍が出版されています。
これらの書籍には、LINE公式アカウントの運営のコツやポイントがまとめられています。
LINE公式アカウントの運営に悩んだ場合は、参考にしてみると良いでしょう。
公式アカウントを運用する上でのコツとしては、リアルタイムな対応や、問題発生時の迅速な対応が挙げられます。
また、ラインの運用には時間や手間がかかるため、代行サービスを利用することも一つの選択肢です。
日々、追加されるサービスの項目を確認しつつ、自分たちに合うプランを立てていくことが大切です。
最後に、公式アカウントを開設する前には、ラインのポリシーや個人情報保護についてもしっかりと確認し、法令に準拠した運用を心がけることが大切です。
公式アカウントを上手に活用することで、お客様の獲得や促進につなげることができます。
LINE公式アカウントは簡単に登録ができます!
普段店舗で使っているポイントカードや予約埋めの電話など全てデジタルでできるようになります。
よくある質問で「LINEの運用って難しいんじゃない?WEBは触ったことがないからわからない」などいただきますが、管理画面もシンプルで、設定も直観的に選びやすい仕様になっていますのでグーグル広告やフェイスブック広告に比べれば雲泥の差です。
そこを心配するのではなく、ユーザーとのコミュニケーション方法にフューチャーすべきです。
LINEという国内有数のアプリでつながることでユーザーも便利に、店舗側でも様々なメリットが生まれてきます。
お互いのコスト(時間、場所、物)をさげて効率よくしていきたいですね。
それではまた