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2021.08.04

Shopifyのメリットとデメリットとは?Shopifyを使用例も分かりやすく解説

Shopifyのメリットとデメリットとは?Shopifyを使用例も分かりやすく解説

最近はECサイトを立ち上げて販売を展開する企業やECの立ち上げを検討している企業が増えてきています。ECサイトの構築方法はさまざまですが、スムーズなサイトの立ち上げを希望している方には「Shopify」がおすすめです。


そこで今回の記事ではShopifyのメリットやデメリットについて詳しく解説します。Shopifyを利用している企業の例や、Shopifyを利用する際の基本的な流れについてもご紹介していきましょう。ECサイトを運営したいもののなにからすればよいのかわからないという方や、Shopifyの特徴を詳しく知りたいという方はぜひとも参考にしてください。




・Shopifyの魅力

ShopifyはShopify社が運営するeコマース用のプラットフォームです。2017年には日本向けにローカライズされています。ここではShopifyの魅力についてみていきましょう。


・Shopifyの特徴


Shopifyの特徴はサブスクリプション型のサービスを提供していることです。ECサイトのサポートソフトは以前にも販売されていましたが、Shopifyでは月ごとに使用料を支払うシステムになっています。Shopifyを使用するための費用(サーバー・ドメイン代金)が使用料に含まれています。ECサイトでの長期的な販売戦略を立てている企業にとっては便利なサービスといえるでしょう。


Shopifyではさまざまなテンプレートを用意しており、サイトのイメージに合わせたデザインの設定が可能です。ストアイメージを確立しやすいのでアクセス数増加による顧客拡大も狙えるでしょう。


・Amazonや楽天市場との違い


国内での大手ショッピングサイトとしてAmazonや楽天市場があります。Shopifyとの大きな違いは販売方式です。Amazonや楽天市場ではひとつのECプラットフォームのなかでさまざまなショップが存在しますが、Shopifyでは独自のドメインを取得して販売します。


Amazonや楽天市場において店舗の独自性を出すのは難しいものの、Shopifyなら独自性を出しやすいでしょう。Shopifyは自社ブランドをもっている企業やほかの店舗にはないオリジナル性を前面に出したい方におすすめのプラットフォームです。


・Shopifyの日本での現状


Shopifyは2020年8月時点で、世界の175か国で利用されている人気のプラットフォームです。しかし日本では2017年に公式での日本語のサポートを開始したこともあり、認知度は低いのが現状となっています。世界では多くの店舗で使用されているので今後は日本でも普及される可能性は高いでしょう。


・Shopifyのメリット

Shopifyには操作性や使用料金に関するさまざまなメリットがあります。ここではShopifyの10のメリットについて詳しく解説していきます。Shopifyの利用を検討している方はメリットをチェックしておきましょう。


・スムーズにECサイトを構築できる


自社のECサイトを構築する際には商品の陳列や決済画面の構築などをしなければなりません。いちから構築する場合には多くの手間や時間がかかってしまうでしょう。


Shopifyではサイトを構築するのに便利なテンプレートを用意しています。パズルのようにテンプレートを組み合わせるだけで魅力的なサイトを立ち上げられるのです。利用までの流れもスムーズなので1日~2日あればECサイトを開設できます。できるだけ早くショップを立ち上げたい方におすすめです。


・充実した基本性能


ECサイトの立ち上げを考えている方のなかには、海外への販売を考えている方もいるではないでしょうか。Shopifyは外国語や他通貨にも対応しており、アジアやヨーロッパなどの外国の顧客の獲得も可能です。決済方法についてもクレジットカードに加えてPayPalによる決済も選択できます。ECサイトのグローバルな展開をお考えの方におすすめです。


・充実したアプリ

Shopifyのオリジナルの機能も充実していますが、アプリを使用すればさまざまな拡張機能を追加できます。2020年の時点で2,000種類以上のアプリがあり、外部ツールとの連携・配送手配・検索システムの構築などのカテゴリが用意されています。


有料アプリと無料アプリがあり、複数のアプリを組み合わせることでショップの魅力が伝わりやすいサイトを構築できるでしょう。


・安心のセキュリティシステム


ECサイトを構築する際に注意すべきこととしてセキュリティの強化があります。ネットショップではクレジットカードを使用する機会が多く、ECサイトを作る際にもクレジットカード番号の漏えいを防ぐための対策を取らなければなりません。


ShopifyではPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)と呼ばれるセキュリティを導入しています。PCI DSS とはJCBやAmerican Express、DiscoverやMastercardまたVISAの国際ペイメントブランドが共同で策定した、グロバールセキュリティのことです。


クレジットカードに関する高いセキュリティシステムを導入しているので、トラブルを回避したり顧客に安心感を与えたりできるでしょう。またShopifyでは2段階の認証制度にも対応しています。不正なログインによるトラブルを未然に防げるので安心してショッピングを楽しめるでしょう。


・顧客拡大に特化した機能


ECサイトで売上のアップを図るにはショップに関するデータ収集が重要です。ShopifyではGoogleアナリティクスの設定が可能になっており、訪問する顧客の分析ができます。顧客の流入元や流入した際のキーワード、顧客の属性・閲覧ページなどがわかるので、比較的に容易に販売戦略を立てられるでしょう。


またShopifyでは2020年4月より、楽天との販売チャンネルの連携をはじめました。楽天市場への商品登録や在庫管理をShopifyでの画面から行えるようになっており、ほかのECサイトからアピールできるようになっています。顧客拡大を狙うにはShopifyがおすすめといえるでしょう。


・高速のWebシステム


ECサイトで安定した売上を保つにはショップ内の速度の改善が重要です。サイト内での表示画面や移動の動きが鈍いと閲覧していた顧客がサイトから離れてしまう恐れがあります。Shopifyでは定期的にインフラのアップグレードをしておりECサイトの高速化に成功しています。高速のWebを使用するための追加の料金を設定しているECプラットフォームもありますが、Shopifyでは毎月の使用量に含まれているのでお得です。


・充実した支払いシステム


魅力的なECサイトを作りには決済画面にも気を配らなければなりません。スムーズな決済が可能であれば安定した顧客を獲得できるでしょう。Shopifyでは「Shopify payment」というサービスを導入しており、クレジットカードに加えて「Apple Pay」や「Google Pay」などの支払いにも対応しています。


決済画面の確認についても以前は決済画面と支払いの確認の画面が別に設けられていましたが、現在ではShopifyのアカウントで決済サービスを管理できるようになっているのです。


・低コストでの構築


Shopifyを利用するには毎月の使用料金を払わなければなりませんが、最低価格が29米ドルと低く抑えられています。90日間の無料期間も設定されているのでECサイトの立ち上げに不安がある方も様子をみながら利用できるでしょう。


・在庫管理も充実している


ECサイトを運営するには在庫管理も重要です。スムーズに配送するためには在庫の状況をきちんと把握しなければなりません。


Shopifyでは日本郵便・佐川急便・ヤマト運輸と連携しており、配送に関するサポートが充実しています。アジアやヨーロッパの顧客獲得などのグローバルな展開を考えている方についても、FedExやUPS、DHLなどの配送業者と連携しているので安心です。


Shopifyでは売上や在庫などをスマートフォンで管理できるようになっています。モバイルでの操作をサポートするアプリも用意されているので、気軽にECサイトを運営できるでしょう。


・APIによるシステム連携


APIとは「Application Programming Interface」の略のことで、ソフトウェアやプログラムをつなぐインターフェースのことを指しています。APIを充実されると売上のアップや顧客の拡大を期待できるでしょう。


Shopifyでは「Selling Plan API」や「Customer Payment Method API」などの、APIを導入しています。「Selling Plan API」ではShopifyのデフォルトでもある「今すぐ購入」以外のさまざまな購入方法をサポートし、決済の手段を保存ができるのです。ShopifyではAPIによる連携が容易に行えるので安定した売上を期待できるでしょう。


・Shopifyのデメリット


Shopifyにはさまざまなメリットがありますが一方でデメリットも存在します。Shopifyの利用を検討している方はデメリットも把握しておくとよいでしょう。ここではShopifyの具体的なデメリットを6つ紹介します。


・英語での理解が必要なときがある


Shopifyは日本語にも対応していますが一部は対応していません。また日本語で対応しているもののローカライズしただけの場合もあり、不自然な日本語で表記しているケースもあります。加えて最新情報については英語のみで発表している場合が多く、日本語での情報の入手が難しい場合もあるでしょう。


Shopifyをカスタマイズする際に英語での理解が求められることもあるので注意が必要です。ただし最近ではGoogle翻訳などのオンライン翻訳の機能が向上しており、翻訳機能を使うことでトラブルに対処できる場合もあります。


・日本語のアプリが少ない


Shopifyではさまざまなアプリが提供されていますが、アプリを開発するサードパーティーの多くは海外に存在しており、英語のみの表記になっているケースがあります。アプリの使用は可能ですが使う際に英語の理解が必要な場合もあるでしょう。


ただし最近では日本語にも対応したアプリが増えており、今後はさまざまな人気のアプリを日本で使用できる可能性があります。


・サポートが弱い


Shopifyを利用している際にトラブルが発生することもあるでしょう。しかし2021年7月の時点ではShopifyは日本語による電話でのサポートはありません。緊急事態が発生したときの迅速な対応の処理は難しいでしょう。


ただしメールについては24時間対応のサポートがあります。自力での解決が難しいトラブルが発生したときはメールを利用しましょう。なおサポートは今後も強化される見通しです。


・チェックアウトページのカスタマイズが難しい


チェッククアウトページとはカートの次のページから注文完了までのページのことです。ECサイトで商品を購入する際にはかならずチェックアウトページを通過します。


おしゃれなチェックアウトページを作りたいという方もいるかもしれませんが、標準機能ではカスタマイズができません。カスタマイズを希望する方は「Shopify plus」の契約が必要です。


・HTMLやCSSの知識が必要な場合もある


Shopifyの魅力のひとつは、プログラミング言語の知識がなくてもカスタマイズの自由度が高いことです。テンプレートやアプリを使えばおしゃれで機能性の高いECサイトを作れます。


ただし高度な機能や複雑なデザインを導入したい場合には、HTMLやCSSなどの専門的な知識が必要になるでしょう。


・SaaSのシステムに慣れる必要がある


今までのeコマース用のプラットフォームでは、顧客に販売するという形態でした。しかしShopifyではSaaS(Software as a Service)という方法を用いており、インストールをせずにWebブラウザーを通してサービスを利用できます。


SaaSにはスピーディな導入が可能でコストを抑えられるというメリットがありますが、一方でシステムに慣れる必要があるというデメリットがあります。カスタマイズできる範囲は限られていますし、バージョンアップによって使い方が変わる可能性もあるのです。


・Shopifyの導入事例


Shopifyには興味があるものの、ECサイトを立ち上げるのには不安があるという方もいるのではないでしょうか。最近では大手企業がShopifyを利用しているケースも多いので、Shopifyをどのように利用しているのかをチェックできます。ここではShopifyを利用した3つの導入事例を紹介しますので詳しくみていきましょう。


・ゴーゴーカレー


ゴーゴーカレーとは東京都千代田区に本社を置くカレーのチェーン店です。石川県や長野県を中心にチェーン展開しているターバンカレーをベースとしており、濃厚なルーと強めの塩味が特徴です。


ゴーゴーカレーのECサイトのメインメニューでは「レトルトカレー」「食器・グッズ」や、また「法人様 大口注文」「お買い物ガイド」の4つの項目があり、商品の魅力を前面に押し出したサイトになっています。商品の購入がしやすくクレジットカードはもちろんのこと、Amazon PayやPayPal・Google Payなどの支払い方法にも対応しているのです。


・レッドブル


レッドブルとはエナジー飲料のレッドブルを販売しているオーストリアの企業です。スケートボードやダウンヒルなどのエクストリームスポーツのスポンサーとしても知られています。


レッドブルのECサイトではエナジードリンクではなく、アパレル商品を取り扱っています。レッドブルのオリジナルブランドやほかのブランドとコラボしたデザインの商品が中心です。サイトでは商品ページ・画像・配送方法や返品の取り扱いについての詳細を記載しており、みやすいデザインになっています。


・A Bathing Ape


A Bathing Apeは1993年に立ち上げられたアパレルブランドです。エイプヘッドと呼ばれる猿の顔をアイコンとしており、若者を中心に多くの人気を集めています。A Bathing Apeでは海外での販売にも対応しており、通貨選択の画面では日本円をはじめ26種類の表示が可能です。


・Shopifyの導入におすすめのオンラインストアとは


Shopifyのメリットとデメリットを比較した結果、Shopifyを導入したいと考える方もいるのではないでしょうか。ここではShopifyの導入が適している3つのオンラインストアを紹介します。


・海外での販売も視野に入れているオンラインストア