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2021.07.15

Shopifyで定期購入すなわちサブスクリプション事業を導入する方法とは?おすすめのアプリを紹介します

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「Shopify」のサービスを利用すると誰でも簡単にECサイトの開設・運営ができます。最近注目を集めている定期購入すなわちサブスクリプションについてもShopifyでのビジネスが可能です。サブスクリプションのニーズがある商品やサービスとはどういったものなのか顧客・事業者にとってのメリット・デメリットについて解説します。


この記事ではサブスクリプションのためにShopifyで利用できる「Bold Subscriptions」と「ReCharge」という2つのアプリの特徴やおすすめの機能についての詳細をご紹介します。あなたもこのアプリをうまく活用してShopifyでサブスクリプション事業を開始してみませんか。




Shopifyとは?

Shopifyとは月額料金を支払うことによってインターネット上での商取引をするためのECサイトの開設・運営に役立つさまざまな機能を利用できるサービスです。2004年にカナダで誕生し、日本国内に入ってきたのは2017年のことです。現在では世界中の175カ国で利用されていてShopifyを利用して開設されたサイト上のストアは60万以上にも及ぶといわれています。個人事業主から大企業にいたるまで世界中の多くの方が利用しているのです。


Shopifyの魅力はパソコンに詳しくない方でも商取引ができるECサイトの開設・運営を簡単にできるところです。Shopifyを利用すれば全世界に向けてスピーディーにストアを公開できる上に汎用性のある豊富な機能が取り揃えられています。そのためブランドイメージに合わせてサイトデザインをカスタマイズしながら作成することや情報を分析してマーケティングに活かして理想のストアを作り上げることが可能です。




定期購入とは?


「定期購入」にどんなイメージをもっていますか。最近では英語での定期購入を表す「Subscription(サブスクリプション)」を省略して「サブスク」と呼ばれるほど、さまざまな商品の定期購入が生活に根付いてきたように思われます。


顧客がサブスクリプションしたいというニーズがある商品はどんなものなのでしょうか。「雑誌などの書籍」「音楽配信」「動画配信」「食品」のサブスクリプションについてご紹介します。


雑誌などの書籍


週刊や月刊の雑誌などの書籍の年間購読などを契約して毎週あるいは毎月自宅などに配送してもらうニーズは以前からありました。1冊だけ購入するよりもサブスクリプションしたほうが1冊当たりの価格がお買い得になります。料理や園芸、釣りやゴルフなどの趣味がある方はそれらの情報が満載の特集記事が掲載された書籍の定期購読を楽しみにしているのではないでしょうか。自宅だけでなく美容院や喫茶店・専門店などでさまざまな書籍のサブスクリプションを利用しています。


音楽配信


音楽が配信されるサブスクリプションでは一曲に対して支払うのではなく月額料金を支払えばそこにある音楽なら何でも聴き放題で提供されています。定額でいくらでも聴くことができるので音楽を日常的に聴いている方にとってはとても価値のあるサービスではないでしょうか。


動画配信


動画が配信されるサブスクリプションも月額料金を支払って映画・ドラマ・アニメ・スポーツなどのさまざまなコンテンツの中から動画を見放題となります。その動画配信サービスでなければ見られないドラマの裏側やある登場人物を特化したオリジナルストーリーなどもあるため人気を集めています。新型コロナウイルスの感染拡大によっておうちにいる時間が増えたためトライアル期間を経て契約に至った方も多いのではないでしょうか。


食品


食品のサブスクリプションもさまざまなかたちで広がっています。一人暮らしの高齢者には栄養面が考慮されたお弁当が毎日届くサービスがあります。また買い物に行く時間を省きたい共働き世帯や毎日の献立を考えるのが大変な家庭には、あとは調理するだけという状態で届くキットが届くサービスがあるのです。


最近では生活に欠かせないお米や水・野菜などの他に生活を豊かにするようなパンやお菓子などのサブスクリプションも広がっています。スーパーで購入するよりは割高になる場合がありますが好きなものにはお金をかけたいという顧客のニーズがあり近所では購入できない特別なものが定期的に自宅に届くと好評です。




サブスクリプションのメリットとは?


最近では通販サイトでのサブスクリプションでの商品購入が広がっているといます。つまり顧客にとっても事業者にとってもメリットがあるということです。その都度購入するのでなくサブスクリプションすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。


顧客にとってのメリット


顧客にとってのサブスクリプションを利用するメリットとして真っ先に挙げられるのは先に契約しているので商品を受け取ったりサービスを受けたりするたびに料金を支払う必要がないということです。そのためお気に入りの商品やサービスがいつも暮らしに寄り添ってくれて便利に過ごせます。また必要ないと判断したらいつでも解約することが可能です。


事業者にとってのメリット


事業者にとってサブスクリプションを推進するメリットは継続的に収入を得られることです。安定的な売上のためには商品やサービスの新規顧客開発が重要な一方でリピーターの囲い込みも欠かせません。サブスクリプションであれば一度利用してもらえれば継続してもらえる可能性が高いので、そこで得た顧客の注文内容や頻度といった情報から更なるマーケット分析が可能になります。




サブスクリプションのデメリットとは?


顧客にとっても事業者にとってもいいこと尽くしのサブスクリプションですがそれぞれどのようなデメリットがあるのでしょうか。


顧客にとってのデメリット


顧客にとってのサブスクリプションを利用するデメリットは先に契約してしまっているのでサービスをあまり利用しなくても料金は一律だということです。また食品の場合では実店舗で購入して自宅に食べるものがたくさんある状態の時には食べきれずに腐らせてしまうことがあるかもしれません。


一つひとつは低価格でも複数のサブスクリプションをしていると費用がかさみます。サブスクリプションを利用する時には本当によく利用するのかを考え必要なものだけを契約することをおすすめします。


事業者にとってのデメリット


事業者にとってサブスクリプションを推進するデメリットは顧客の満足度を満たすことができなければ解約されてしまうということです。サブスクリプションを長期的に継続してもらうためには顧客のニーズがどこにあるのかをチェックし顧客に合わせた工夫が必要になります。


またサブスクリプションを推進するためには通販サイトがサブスクリプションに対応していなければなりません。ノウハウがないという方へのソリューションとしてShopifyの中にあるアプリを利用することをおすすめします。




Shopifyでサブスクリプションの機能を得るには?


Shopifyでは通常、商品を販売する時にその都度料金を決済します。そこでサブスクリプション機能を得る方法としてShopify内に「Bold Subscriptions」もしくは「ReCharge」というアプリを導入します。これらのアプリはShopifyとはまた別にサブスクリプション用の決済方法の設定が必要です。


2020年10月に「Shopify サブスクリプション API」「商品サブスクリプション Appextension」が導入されShopifyでの決済方法をそのままアプリに引き継げるようになりました。Shopify サブスクリプション APIと商品サブスクリプション Appextennsionを導入すると単発購入とサブスクリプションの両方を行えるようになりますが、これらは英語表示である上に導入するまでに多大な手間と費用が掛かるため技術面に詳しくない方には難しいかもしれません。


そこで初心者の方や早くサブスクリプションできる環境を整えたいという方にはShopifyとは別の決済方法の設定が必要なものの「Bold Subscriptions」や「ReCharge」といったアプリを導入することをおすすめします。 この2つをこれからご紹介しますが初心者の方にはわかりやすさで選ぶならBold Subscriptionsをおすすめします。




Bold Subscriptionsとは?

Shopifyでサブスクリプションができるようになる「Bold Subscriptions」というアプリは月額料金39.99米ドルから利用できます。1ドル110円と換算した場合、月額料金は約4,400円です。サブスクリプションによって継続的な安定収入が得られるようになるのなら毎月のこの料金は必要経費ではないでしょうか。Bold SubscriptionsはShopifyアプリにおいて実績が豊富な「Bold」という会社が手掛けたものなので安心です。


このアプリを導入する時には最初から料金が必要になる訳でありません。Bold Subscriptionsにはどんな機能が搭載されているのかまずは60日間無料で利用できるトライアル期間が設けられています。Shopify自体のトライアル期間が14日間であるのと比較するとサブスクリプションの性質上トライアル期間が長く設けられていることがわかります。




Bold Subscriptionsのおすすめ機能5選


Bold Subscriptionsで利用できる機能の中でとくにおすすめの機能は「日本語への翻訳機能」「Buy


Buttonの制作機能」「稼働分析機能」「メール通知機能」「ディスカウント設定機能」の5つです。それぞれどのようなものなのでしょうか。


日本語への翻訳機能


ShopifyおよびBold Subscriptionsは世界中で利用されているので通常の言語表示は英語となります。しかし英語が苦手な方はうまく使いこなせないのではないかと心配されるかもしれません。ShopifyはもちろんのことBold Subscriptionsには日本語への翻訳機能が付いています。そのため大きなコンテンツ情報だけでなく商品ページでの詳細な情報についても日本語表示にすることが可能です。Bold Subscriptionsなら英語が苦手な方でも安心して使いこなせるのではないでしょうか。


注意点としてBold Subscriptionsには最新のバージョンである「Bold Subscriptions V2」というものがあります。こちらについては翻訳機能が付加されておらず英語表示のみとなります。


Buy Buttonの制作機能


「Buy Button」とは購入ボタンのことです。Shopifyで開設したECサイト上のストアに顧客がアクセスするのを待っているだけでは開設したばかりのストアや知名度の低いストアでは存在が知られずなかなか集客数が伸びません。


そこで顧客が外部のサイトを検索することや、ブログやSNSを見ていていいなと思ったサブスクリプション商品やサービスに出会った時に購入ボタンをクリックするとShopifyの決済ができるチェックアウトページに直接アクセスできるとどうでしょうか。この購入ボタンを外部のサイトやブログ、SNSに制作できる便利なBuy Button機能がBold Subscriptionsには付加されています。


とくに若年層のインターネットユーザーはSNSで購買意欲を刺激されることが多くSNSからの商品購入は年々増えています。サブスクリプションにおいてもLINE・facebook・twitter・InstagramといったSNSとうまく連携することで広告や宣伝が売上に結びつきやすくなっていくでしょう。


稼働分析機能


Bold Subscriptionsではその月の稼働状態を分析するための充実した機能があります。「月初・月中・月末でいつ稼働が多いのか」「曜日によって稼働の差はあるのか」など項目ごとに管理・分析することによってマーケティングに役立てることが可能です。この機能があれば新商品掲載のタイミングやセールの実施時期などに活かしやすいのではないでしょうか。


メール通知機能


Bold Subscriptionsでは顧客からの注文を受けるとメールによって通知してくれる機能が付加されています。お客様の注文にはできるだけ最短の時間で商品をお届けすることで応えたいものです。顧客の注文を見逃さず受送の連携をスムーズにするプログラムが整っています。


ディスカウント設定機能


サブスクリプションであっても「このオプションを追加したら今なら別のオプションも無料でついてくる」とか「このプランなら10%割引になる」といったディスカウントを行うことがあると思います。Bold Subscriptionsでは企業にとって使いやすいさまざまな割引率を設定できる機能が付加されています。




ReChargeとは?


「Bold Subscriptions」と並んでサブスクリプション機能を得るためのアプリとして人気があるのが「ReCharge」です。ReChargeの正式名称は「Subscriptions by ReCharge」といいますが、最後の部分だけを取って「ReCharge」と呼ばれることがほとんどです。


料金はスタンダードプランとプロプランの2つに分かれています。スタンダードプランの場合の月額は39.99米ドルで、Bold Subscriptionsと同じ料金設定となっています。無料のトライアル期間の後に料金が発生します。


ReChargeはサブスクリプションアプリを専門にした制作会社が開発したものです。そのためサブスクリプション以外に関連するサービスを補完できるようにその他のさまざまなサービス等との連携が可能になっています。




ReChargeのおすすめ機能4選


ReChargeにはどのような機能が搭載されているのでしょうか。注意したいポイントは日本語で表示できるところもあるものの残念ながら翻訳機能は付加されていないことです。「督促処理機能」「オートメーション機能」「独自のサブスクリプション実装機能」「UIカスタマイズ機能」の4つの便利な機能についてご紹介します。


督促処理機能


ReChargeではなくてはならない督促処理機能が充実しています。たとえば支払方法の更新への対応や請求に失敗した時の再試行、期限が切れそうになっているクレジットカードを使った顧客に対しては注意を喚起するメールを送信するプロセスが最初からアップされています。


オートメーション機能


「オートメーション」とは事業者がいちいち確認しなくてもアプリが自動で応じてくれることいいます。ReChargeでは顧客がサービスを無料で試すことができるように自動的にサンプルの提供を行い顧客の関心を引き付けられるのです。また設定しておけば最初の注文もしくはリピート時の注文に対して自動的に割引が適用されます。無料トライアル期間を設けた場合はその期間が終了した時に自動的に有料のサブスクリプションへの変更してくれます。


独自のサブスクリプション実装機能


「API」とはアプリのクオリティを高めビジネスをサポートしてくれるものです。このAPIを利用することによってReChargeにおいてよりあなたのビジネスに即した機能を実装していくことを実現します。


UIカスタマイズ機能


「UI」とはユーザーインターフェイスの頭文字のことです。ReChargeにおいては文字や画像など顧客の目に触れるものを指します。ReChargeではオリジナルのテーマ変更エンジンが提供されています。そのためReChargeにおいてもShopifyで開設したストアやそもそものブランディングに合わせた画面UIに簡単に調整することが可能です。




Shopifyでサブスクリプションのニーズがある商品とは?


Shopifyでは今までにない商品やサービスのサブスクリプションが行われており顧客のハートを掴んでいます。これまでサブスクリプションとは無縁だった商品であっても工夫次第でネットショップでの選択肢を増やせばサブスクリプションが受け入れられて新規顧客の獲得につながります。Bold SubscriptionsやReChargeを導入することを検討しませんか。


最近ではどのような商品が新しくサブスクリプションされているのでしょうか。柔軟な発想から構築された成功事例である「化粧品」「茶葉」「ペットフード」「子ども用のおもちゃレンタル」の4つを参考にしていただければと思います。


化粧品


とくに女性にとって化粧品は毎日欠かさず使用する消耗品です。化粧品をサブスクリプションできれば顧客にとっては買いに行く時間が取れなくて焦ることがありません。事業者にとっては毎回適正な量を使ってもらうことができるので化粧品の効果を実感してもらいやすくなります。


ペットフード


ペットフードは重くてかさばったり、ものによっては賞味期限が短かったりするものもあります。家族の一員であるペットを大切に思っていても忙しいと人間の食事が優先されて買い置きのペットフードが底をついてしまうことがあるでしょう。ペットフードをサブスクリプションすれば常に新しいものを用意しておくことが可能になります。




まとめ


ShopifyはECサイトの開設・運営に役立つサービスとして世界中で利用されています。最近ではShopifyにおいてもその都度購入するのではなく定期購入すなわちサブスクリプションが人気となっています。


顧客にとってのサブスクリプションのメリットはその都度お金を支払わずに済み商品やサービスが暮らしに寄り添ってくれることで事業者にとってのメリットは継続的な安定収入が期待できることです。一方で顧客にとってのデメリットは利用しなくても料金がかかること、事業者にとってのデメリットはすぐに解約される恐れがあることとECサイトでサブスクリプションができるように環境を整えなければいけないことです。


Shopifyであれば「Bold Subscriptions」もしくは「ReCharge」というアプリを導入すると初心者の方でもすぐにサブスクリプションを利用できるようになります。Bold SubscriptionsはShopifyで使用されているアプリを数多く手がけているメーカーが開発したもので日本語への翻訳機能が付加されており、わかりやすいためおすすめです。ReChargeはサブスクリプションアプリ専門のメーカーが開発したもので他のサービスと連携させながら運用する必要があります。


サブスクリプション機能のあるアプリを導入したShopifyをパートナーにこれまでとは異なるビジネスを展開してみませんか。サブスクリプションを利用することでビジネスチャンスが広がるはずです。